ブラック企業は誰が作っているのか?〜消費者心理と労働者心理〜
企業研修や、高校、大学生向けのキャリア支援講座で最近必ず話している内容です。
講座の中で『働く』ということを考えてもらい、
言語化してもらい、『働く』に関することを学んでもらいます。
その中でも、一番反応が面白いのがタイトルにある、
『ブラック企業は誰が作っているのか?』という話。
先日も、とあるところで研修させてもらったときに、
このテーマで話をしました。
こんな感じで反応は一緒です。
大学生も、きょとんとしています。
内心こんな感じでしょう。
さて、みなさんも一緒に講座を受けていると思って読み進めてください。
働く上で、非常に重要なお話です。
まぁ、難しい言葉は置いといて。
みなさん、これから想像してください。
いいですか?想像力を働かせてイメージしてくださいね。
当事者に近い方は楽かと思います。
みなさんには、、、、
中学生の高校受験を控えた子どもがいます。
いいですか?リアルに想像してみてください。
結婚している人も、そうでない人も、子どもがいる方も、そうでない方も。
みなさんは、中学生の高校受験を控えた子どもの親です。
今現在、みなさんのお子様は、
塾に行って、勉強を教わらなくてはいけない状態になっています。
みなさんは、以下の2人の先生のどちらの先生に習いたいですか?
まずはA先生。時給は1500円で働いています。
非常に真面目でいい先生で、大学生の先生です。
サークルも爽やかなテニスサークル。
一生懸命やられていて、チャラくないしとてもいい先生です。
先生は、学歴もそこそこで、いい人材です。
A先生は、それなりに仕事をこなして、
だいたい決められた時間には帰宅している様子です。
プライベートも充実していて、休みの日はサークルだったり、
遊びに行ったりしていいキャンパスライフを送っているようです。
次にB先生。時給はA先生と同じ1500円
B先生は、真面目というか、すごく一生懸命に働いている大学生の先生で、
塾講師にかなりのめり込んでいるようです。
生徒のためには、いっぱい勉強しなきゃ!!!と、
いつも、授業開始1時間前には塾に来て予習復習をし、
少し遅れている生徒に対してのプリント作成をしたり、
定期テスト前は、自宅で夜中まで予想問題を作っていて、
時給なんてでないのに頑張っています。
もちろん、授業後は、生徒を自習室に残してフォローしています。
B先生は、休みの日は予備校の先生のところに教え方を学びに行っているそうです。
プライベートはあまりないーーって笑顔で言っています。
『先生たるもの、学び続けることが大切だ!!!』って、
とても教えることにストイックです。
さぁ、みなさん。
みなさんは、受験生の親です。
A先生とB先生、どちらの先生に自分の子どもを預けたいですか?
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