歩けない猫「どん」との出逢いから別れまで-1-

3 / 5 ページ

次話: 歩けない猫「どん」との出逢いから別れまで-2-










「今日、問い合わせの電話がかかってきたんです」

「歩けないかもしれない」



「この方・・・とっても怪しいですよね・・・・」







この子の運命は・・・?!





「くりてんさん・・・私からの提案なんですけどね?

もう飼い主さんを探す最大限の努力はしたと思いますから
どうでしょう?検査だけでもしてみませんか?」


「・・・そうですね、ただイタズラに時間だけ
過ぎちゃうだけですよね・・・?」


「うーん・・・・・
言いにくい話なんですけどね・・・?

こちらとしても動物病院という性質上、料金を1円も頂かない
っていうワケにはどうしてもいかないものなんで・・・」

「あ、もちろん 料金はこちらでお支払いしますから・・・
この子の検査・・・してやって下さい」



「あのですね?非常に申し訳ないんですけど・・・
かかる必要経費だけということで
ご負担いただくわけにいかないでしょうか・・・?」

「そんなワケにはいかないですよ。。。!
ちゃんと全額 お支払いしますから・・・!」


「くりてんさん、きっとこれも何かの運命ですよ!!
この子と私とくりてんさん・・・何か見えない糸のようなもので
結ばれていたような気がしてならないんですよ

ハッキリ言ってしまえばこの子とは「赤の他人」のくりてんさんに、
そこまで高額の負担させるのは、私としても治療してて
気がひけます。今後の事もありますし・・・

どうでしょう?
私に医師として精一杯のことを
この子にさせてはもらえませんか??」


「そんな事 申し訳なくて、とても受けられないです」













やはり・・・。



























「この子を病院でしばらくこのまま預かって、可能な限りの治療を施してあげたい」





「何か最善の方法がないか?」「今の状態を少しでも良くするには???」





※すでに猫(てん)を飼っている事や、うちは共働で日中は留守している=衰弱した寝たキリの猫を飼うのは非常に大変だろう・・・)














動物病院の居候 仲間達





著者のくり てんさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。