そうじゃない世界2

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DAY1:ざっくり子供のころを振り返る。大人になって2年しかたってないけど。
ちっちゃいころには色んなことがあったのだと思う。でもそのほとんどを覚えてない。
ざっくり思い出せることを書く。ちっちゃいころ、お姉ちゃんとお兄ちゃんが喧嘩してお母さんに怒られて二人が凹んでちょっと和んできたころにお父さんが帰ってきてもう一度怒られて二人が外に出される。重い空気だけが残って何もいいことがなかった。だから感情を出すのをやめた。そして言われてることだけをやっていた。人には優しく大人には挨拶をして勉強もそこそこして学校は休まず通って部活も入れと言われたので入った。
この間一度も自分で判断したことはなかった。親に言われたとおり。
中学2年生になって話が変わった。高校を選べ。僕の脳は停止した
自分でものを考えたことのない人間がまず最初に判断を迫られたのが、ここであった。
結果、そのときは学力でなんとなく県下No.3ぐらいの高校に入った。
これが間違いだった。拍車をかけたと言ってもよかった。
判断を迫られ宿題を適当にこなすだけではダメになって以来、僕はわかりやすく勉強が手につかなくなった。それは高校3年間に渡った。
そして気づけば大学進学の話。
「国公立行ってくれよ」一点張りの父親のもと、僕は私立大学理工学部に進学した。
「せめて文系やったら安なるぞ」親からの言葉だった。親の言われた通りにやっててこうなった。目立った「脱線」もなかった僕の唯一の反抗だった。

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