21 Maiko老人支援財団

前話: 20 旅立ちの時
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子の旅立ちは、親にとって嬉しいことでもあり同時に寂しいことでも
あります。

大学入学試験と言う、まだ大きな難関が控えているものの、とにかく
「ポ国から日本へ行き、大学入試を受ける」、ここまで漕ぎつけることが
できたのは、幸いなことでした。この後、次々と襲い来る出費の嵐の前
の静けさとも言えよう。

もいける娘は8月の帰国子女受験に備えて、2004年7月からの6週間
を、所沢の我が妹宅から代々木ゼミナールへと通うのです。

うっかり合格してしまったとしたら、どうやって授業料生活費用をひねり
出そうかと頭を絞り、最終的には、もらえるかどうか分かりもしない大学
の奨学金をしっかりアテにして、夫の援助とおっかさんのパート職場か
ら得る謝礼をすべて回すことにしたのは、既に書いたとおりです。

そう決めた年の2003年の11月17日、この日はわたしの誕生日でし
た。もいける娘からもらったのが一通の保証書です。

   

Maiko Scholarship Foudation for the Elders
 
Yuko S.Costa Santos

 As you are recognized to be qualifiedas a
 student in ability, talent and dignity,this
 certificate will guarantee fulleconomical
 support from MSFE(Maiko scholarship
 Foundation for the Elders) of yourstuding
 in any Japanese University since thedate
 of April the 1st of the year 2009.                   

                       M.S.F.E.president:
                          署名:m.m.s.c.s.
November 17th, 2003

日本語訳:

麻衣子老人支援財団

 

「Yuko S.C.Santos 殿
あなたは、その能力と才能と品格に於いて、学生としての素質が認めら
れるので、2009年4月1日から、あなたの日本のいかなる大学での
学業に於いてでも、全面的経済支援を、これは保証するものです。

                  M.S...(麻衣子老人支援財団)代表者」

と書かれています。

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09年4月と言えば、順調に行くと、もいける娘大学を卒業する春です。
わたしの援助と交代、今度は自分がおっかさんの長年の夢である、高等
教育の支援をする、と言う意味です。

たかが一枚の紙切れと言うなかれ。これが、大切なわたしの宝物であり、
彼女の大きな置き土産であるのは、言うまでもございません。

2009年を目指し、おっかさんも体力作り、知能作りに精出さないと!
読書同様、勉強するということは、体力が要るのだと、近年悟ったのでし
た。財団名に、「老人」と入れ込んであるところは気に食わないが、許し
て使わす。もいける娘よ、グズグズしておられんぞ。
保証書は、どっこい、生きている!わっはっはっは!

あれ?今気づいたけれど、2009年4月1日からって・・・・・
ま、まさか、もいけるよ・・・エイプリル・フールってオチでは・・・
ないよねぇ?^^;

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22 いざ!受験ウォーミングアップ   

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