23 KO大学から早稲田大学へ

前編: 22 いざ!受験ウォーミングアップ   
後編: 24 英語圏外の思わぬ出費

8月に入ると、出願が始まります。

当初の志望校KO大学を始めW大学、R大学などを代ゼミで知り合った
友達と見学したもいける娘、突然「KOはやめだ」と言う。

おいおい、娘よ、だいじょうぶかい?
しかし、気持ちが少し分からないでもない。素晴らしい奨学金制度が整っ
ているのは嬉しいのだが、ひとつ気になることがあった。
あの大学の中で、金欠病患者が卑屈にならずし、果たして四年間やって
いけるか。

もいける娘がKOをやめた理由は、望んだ福祉関係コースが願書によく
よく目を通してみると、KOではそのために高校時代で既にボランティア
活動をしていなければならない、と言うのだ。
その種の高校生の活動は、ポルトガルでは残念なことに全く一般化して
いないのです。British School時代、もいける娘、Brownies(ガールスカ
ウトの類)に所属して老人ホームを訪れたくらいである。

これはあかんでしょ・・・筆記は通っても面接、推薦書類の段階で体験云々
と質問されたら、「体験はありません!でも、やってみたいのです!」と
いくら熱っぽく語ったとしても、蹴られる可能性大いにありです。
そうと分かっていれば、35000円の受験料はもったいないぞ。と、わたし
も志望校変更に賛成。

残るは、吉本氏著「タダで大学を卒業させる法」のお薦め校、多種の奨学
金制度に於いてはKO肩を並べるW大学です。
ここにまっしぐら!と決めました。

さて、W大学の二学部に出願です。
この出願書類を取り揃えるのが、また一苦労でありました。なにしろ日本と
ポルトガル。あれがいる、これがいる、と気づいたところで、おいそれと準
備が整わないのです。

願書を取寄せて熟読、はて、ここで準備していなかった問題が生じたので
あります。

「出願書類に翻訳の必要なものあり」と書かれている・・・・

例えば、もいける娘の場合は英語圏ではないので、ポルトガルの大学入
学資格とされる「統一試験の概要をオリジナルとともに、日本語訳も添付
せよ」ということです。
「えぇぇ~、そんなぁ@@」
国家統一試験のガイド小冊子、小っさな横文字がぎっしり並んで56ページも
あるんです・・・・

国際電話で大学の事務局に問い合わせ、成績算出方法に関する4ページで、
堪忍してもらいました。自分でも翻訳できないことはないかな?とエラそうな
事を危うくするところでしたが、第六感が「止めとけ」と騒いぎました。専門用
語がありますしね。

翻訳の仕事をし.ている日本人の知人に依頼しました。

出来上がったところで、もう一度念入りに願書書類に項を読むと、ぬぬ?
「翻訳には共機関からの翻訳証明も添付のこと」・・・・・・

つまり、誰でも彼でも日本語に訳せばいいと言うのではなくて、大使館、
翻訳会社なりの「翻訳が正式だ」と証明するお墨付きがいるのです。
その証明書が出せるのは、大使館に登録している正規の翻訳者でな
ければならないのです。

これは、ポルトガルでは無理でした。くだんの知人も翻訳を仕事にして
はいますが、大使館に登録まではしていません。

東京にある「在日本ポルトガル大使館」に国際電話をし、ファックスで
書類を送り、相談してみると、するにはするが、日数がかかるとのこと。

また、早急にというのであれば、費用は上乗せです。ただでさえ安くな
いのに上乗せするといくらかとの質問に「1ページだいたい○○円です」
・・・・高い!
いえいえ、結構毛だらけネコハイだらけ、とご辞退しました。

日本語訳にこだわらんでもいいではないか。
英語圏だったらこんな苦労はしなくてすむということは、ポルトの英国領
事館でもできるのでは?と思いつき、さっそく問い合わせ。できますぞ~~。

英国領事館に、正規に登録しているポルトガル語英語の翻訳者のリスト
をもらい、一人一人、電話で費用を尋ねまわります(笑)
一番安いとこ、見つかった!ということで、夫がその御仁のご自宅まで
出かけることになったのですが、ここで、アッと驚くことに!


下がこの頃の我が日記です。

 

我が家はただいま帰国子女受験一色。願書記入にヘトヘトです。
娘のそばにいないものですから、毎日メッセでいろいろ連絡をとりなが
ら指示しているのですが、これがホント、疲れます。

書類にうるさい日本のことです、そういう現状を身をもってはまだ知ら
ないもいける、本人も受験勉強に加えて、これらもしなければならない
もので、きっと大変でしょう。

のんびりしているところがありますので、わたしは「ガサついていないし、
ユーモアもあるし、この性格いいかな~」と思う一方、「そんなんでいい
んかい!受験はある意味戦争なのだ。相手が落ちるか自分が落ちる
かである!」と高校受験体験者のわたしはつい叫びたい衝動にから
れます。

それをある程度抑えてますのですが、言われました、彼女に。
「ログをよく読むと、なんか、おっかさん、最近すごくトゲついてる・・・」

しっかり、ばれてました(笑)

と言う訳で、メッセ連絡、大学検索、願書書類取り揃え、下宿検索で、
くたびれ果てている受験生の親をしている毎日です。

続きのストーリーはこちら!

24 英語圏外の思わぬ出費

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