キャベツの千切りなんてその辺の道端の雑草と同じだ!と思い、食べれなかった僕に父がかけてくれた魔法の言葉

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著者: 松本 真青



すると父は言った。

















マインドコントロールだ。




でで〜ん(効果音)






小学生の僕にはとても理解し難い

マインドコントロールという言葉は

魔法の言葉に聞こえた。

父がハリー○ッターを読んでいるとは

知らなかった!と幼心で感心した。




それだけ言うと、

父はそのまま出かけていった。

その時の後ろ姿が記憶の上では

一番かっこ良く見えたと思う。








それからというもの、

僕はキャベツの千切りを食べる時



マインドコントロール!

マインドコントロール!

マインドコントロール!…

と、呪文を唱えながら

キャベツを食べた。

不思議とマズくなく、

食べれるようになった。





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