同年代の中ではトップクラスに頭を下げた回数が多いと思う私の話。3

前編: 同年代の中ではトップクラスに頭を下げた回数が多いと思う私の話。2
後編: 同年代の中ではトップクラスに頭を下げた回数が多いと思う私の話。4

二十歳を超える囲えないかくらいの時の話。

失意の内に一人暮らしが始まった(当時は本当にそう思っていた。)。

親からはとりあえず4月と5月の生活費2万で暮らしなさいといわれた。自分に取っては大金で「余裕やわ!」とか思っていた。暮らし初めて3日で、どう考えても無理と言うことに気づいた。

アルバイトしようと思って、どうせやるなら何か自分の身につくことをしたいと思った。

最終的にある一流ホテルでお客様の荷物持ちとして働くことになった。

これが相当な数頭を下げることになった。ココでタイトルの謎が解けるのである。

ホテルマンというのはとにかく謝ることが多い。自分のミスでないことまで謝る。

怒っておられるお客様に謝ると、「おまえが謝ってるんじゃねぇ!」と怒られることもある。

謝らないと「おまえが謝りに来たんじゃねぇのか!」と怒られることもある。

専門学校を卒業してその地を離れることになってしまったので、約二年ホテルマンとして働いていたが、その二年間は週に15くらいで謝っていたと思う。

最初の頃は、右も左も分からなくて「すいません」と謝る。

仕事を覚えてくると、できるできるとおもってミスをして「すいません」と謝る。

ときどき清掃のおばさんがミスして私が「すいません」とあやまる。

働き始めて1年を過ぎた頃から、先輩からちょっと手が離せんから謝ってこいと言われて「すいません」と謝りに行く。

職場の人材が流動的すぎて、どうして起こったミスなのかを説明できる人が私しかいなくて、年上の後輩がしたミスを私が「すいません」と言いにいく。

仕事ってむつかしいんだなー、お金稼ぐのってキツいんだなー。と実感して、さらに親に対する後悔の念と申し訳なさがでてきて「おかあさんおとうさんごめんね」と言う。

このような感じで、鬼のような速さで、倒れる一歩手前のような忙しさで、二年間が過ぎていった。

でもこのときは楽しかったし、今思い返しても楽しい。

このときに鬼のように仕事ができる上司に「仕事とは…」のような格言を頂いた。


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同年代の中ではトップクラスに頭を下げた回数が多いと思う私の話。4

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