同年代の中ではトップクラスに頭を下げた回数が多いと思う私の話。2

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もう少し年を取ってからの話

予備校に一年間かよって、センター試験を受けた。

高校生の時受けたときよりは勉強していたし、何より、あの厳しいところで一年間も頑張ったし、イケるはずと思った。「むしろイケてくれないと困る。」とさえおもっていた。

結果は惨敗。高校生の時と同じく全落ち。思えば人生で初めての挫折らしい挫折だったと思う。

今思い返すとたいした努力もしていないのに、受かるはずも、センター試験で高得点をとることも無謀だと思う。とても豊かではなかったが、それなりに裕福な家だったが、高校三年間の塾費用と予備校に通う一年間の学費、一年間の交通費などかなり大きなお金が動いたと思う。そんな大金を融通してくれた親には感謝しかない。親には無駄金使わせたと今なら思うし、申し訳ないとも思う。

その申し訳なさと後悔と自分の情けなさで大荒れした。時には予備校に八つ当たったし、親にも姉にも八つ当たりした。大学に行きたいわけじゃなかった、かといって働くのも嫌。ここまで大金使ってもらってさっさと諦めてフリーターなんかもっと嫌。ほんとに無駄金使いを自他共に認めることになって、それくらいなら死んでやる!!なんてことも親に言ったりした。死ぬくらい根性座ってるわけないのにね。八つ当たりしまくった親には本当に申し訳ないと思う。最終的に進路は決めた。

たまたまCMで「大学受験失敗しても大丈夫!」とながれてきたからだ

大丈夫な分けねぇだろ馬鹿とか思ってCMで見た専門学校のホームページを見た。

親に「こんなんあるンやけど…」って伝えたら、いまのままよりいいんじゃない?と言われ、入学をきめた。その数日後に隣の県の例のCMの専門学校に行き、1週間後に合格通知が来て、その2週間後に一人暮らしを始めた。

これが人生で初めてもらった合格通知である。

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