運の良い人、運の悪い人
「なんなんだ!あいつは!誰も僕のことをわかってくれない!運が悪いのは事実じゃないか!あんな奴と友人だっただなんて、なんて運が悪いんだ!」
と、鬼の形相を浮かべ、その場を後にしました。そして、また一つチャンスを失ってしまいました。
ほどなくして、友人の元に運の良い青年が訪れました。
「パーティーに招待してくれてありがとう!君にはたくさん友達がいるだろう?それなのに、僕を招待してくれるなんて、光栄だよ。ありがとう。僕は世界一、運が良いようだ!」
と、眩しいほどの笑顔で友人と会話を楽しんでいました。
すると、その友人は
「君はいつもポジティブだからさ、一緒にいて楽しいんだよ。
厳しい意見を言った時も明るく受け止めて、前向きに捉えてくれるし、困難にぶつかった時も
「問題にぶつかれるなんて、なんて幸運なんだ!人より早く成長出来るじゃないか!」
「まずやってみようよ!上手くいかなくても、上手くいかない方法がわかるだけじゃないか!」
と言って、喜んでいるだろう?そういう姿勢が好きなんだよ。」
と言いました。
運が良い青年は
「いつも貴重な意見を言ってくれるだけではなく、そんなことも言ってくれるなんてありがとう!僕は本当に良い友達を持ったようだ。僕は運が良い!」
と嬉しそうにはしゃいでいました。
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