なぜ介護で倒れる事ができたのか…その1

後編: なぜ介護で倒れる事ができたのか…その2

はじめに



今、相談者から介護に関する相談が多く
なってきています。

私自身、倒れた経験がありますが、
「お母さん幸せだね」「良い息子さんだね」
と周りの方に声をかけられた時、

…とても違和感がありました。

周りからの私への印象と、私自身で感じて
いた事に大きく隔たりがあるという事実。

しかし結果的に、私は倒れるまで介護を
することになったのです。

そんな私の経験をふまえ、介護で共倒れ
する人を少しでも減らす参考になればと
思います。

増えている介護での共倒れ






また、その軽度というレベルも、介護保険
判定基準自体が変わって来ていて、数年前
なら要介護認定だったのが「要支援」と
ランクが下になり、


介護サービス利用の制限が大きくなるという
傾向があります。

介護保険のしくみは医療サービスに似ていると
感じていますが、その大きな違いは、

…医療は病気であれば、ほぼ無制限に病院と
いう施設のサービスを低価格で受けられる
のに対し、

介護の場合は、サービス内容、及び施設、
補助される費用に制限があるということです。

病気なら、その度合いによっては入院させる
ことが出来、その間、関係者は休養を取る
ことができますが、

介護の場合は、受け入れ施設が限られる上、
限度額という制約もあるので、関係者と
同居とせざるを得ない場合が多く、さらに、

介護施設の運営の関係上、一度、せっかく
入れた施設も、病気等で入院してしまうと
その期間によっては退所せざるを得ない契約に
なっていたり、

介護で問題になる認知症も病気とは無いこと、
介護の度合いによっては、家族は個人的な
時間がとれない、あるいは、仕事の合間に
介護をしている人は心身の休憩する時間が無く、

…疲弊してしまう可能性が高いということ
です。

核家族が進んでしまい、少子化が進んでいる
中で、家族の中での介護の担い手がおらず
介護の度合いや心身の疲弊度合いによっては、

仕事を辞めさざるを得ない…見方によっては、
個人の自由や可能性が制限されてしまうことに
なっているのが現状です。

私が参加している「安心介護」という
ホームページの相談コーナーでも、「介護疲れ」
「共倒れ」という記事が介護の悩みの中でも
非常に多くなってきています。


共倒れとは?


「共倒れ」が意味するのは、介護される側
(被介護者)と、介護する側(介護者)です。

被介護者が「倒れる」とは、生きていく上で
支援や介護が必要なのに、それらを受けられず、
心身に支障が生じる事です。

家に来てくれるヘルパーさんや、デイケア、
ショートステイ、その他の施設で受ける
介護サービスが使えないとか、家族などの支援が
受けられないという状況で、

…それは精神面の寂しさ、孤独感、不安、
悲しみを感じさせたり、

身体面では、栄養補給、排泄、衛生環境の
維持が困難となり、身体の衰えや事故による
ケガにつながり、精神面の落ち込みと相まって
最悪は「死」に至ってしまいます。

孤独死はその一例です。

そして介護する側が「倒れる」とは、
被介護者のケアに時間と体力と精神面の
負担を強いられる事で、

…仕事や自分自身の生活との両立が困難と
なること…

…経済的、精神的、体力的に自分の健康維持や
介護行為が困難になっていく事です。

介護の時間や負担の為、あるいはそれにより
健康を損ね、仕事をやめざるを得なくなって、
収入が無く自分の生活はもちろん、

…介護の為の費用が無くなるとか、

精神面では、介護に関する新たな人間関係
(ケアマネ、介護サービス担当、市町村の
介護窓口等)や、親近者や親戚との調整、
介護に伴う問題対応、未来への不安、対応力の
衰えなどの悲観、

…などで精神疾患になったり、

身体面では、そうした精神的負担が、免疫を
下げてしまう事で、自己治癒力が低下し、
身体のあちこちに痛みや不調を感じるように
なったり、

…自律神経失調症(心身症)の症状で苦しめ
られるようになったり、介護に伴う支援の負担
(立たせる、車椅子に移乗させるなど)で
腰や膝などに疾患を抱えたりする場合が
あります。

このように介護者、被介護者共にお互いの
生活が立ち行かなくなり、心身の健康の維持が
困難になるという「共倒れ」が多くなって
きています。


私の場合の介護問題


父が亡くなった後、仕事を定年退職した母親が
年に一度倒れては救急医療のお世話になり、
数ヶ月入院するという事が起きはじめたと同時に、

仕事で痛めた腰の影響で足が痺れる事が多く
なったり、入院での足の衰えによって、
車椅子中心の生活が必要となり、
「介護」が必要となりました。

年に一度とはいえ、「倒れる」ということは

・現状確認の為の帰省

・受診の手配、入院時は医療の各種承諾書への
記載

・洗濯物対応、本人の状態確認

・退院後の生活の準備

・退院手続き・再発防止

…について関わるという事になり、今の職場と
入院先の距離によってはその都度、移動が
必要となることから時間や費用も必要に
なっていきます。

私の母の場合は救急で運ばれ、救急室に入院した
ため、職場から550kmの距離を行き来することに
なりました。(2年に2回経験しました)


遠距離介護編(入院まで編)































































続きのストーリーはこちら!

なぜ介護で倒れる事ができたのか…その2

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。