猫 pt2

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「あら 美結 良かったわねー!」

「うん! ね!ね! ごはん あげてもいい?」

「いいけど、気をつけなさいよ 野良猫だったんだから

 雑菌とかあるかもしれないし....」

「大丈夫ー!!ほーらコロちゃん ごはん おたべ?」

あぁん? ブラァー!

コロって呼ぶな!シャー!!!!

噛み殺すぞ!

お前らなんかに世話 されたくねーわ!ニャー!!!

痛ぇ! 身体 痛ぇー!! プギャー!

「美結! やっぱり危ないっていったじゃない!

 ごはんはそこに置いておいて 一回離れなさい!」

「むぅぅぅ... 大丈夫だもん! 美結は怖くないもん!」

この小娘 美結っていうのか

いくつくらいだ? まだ ガキじゃん

あー身体の隅々が傷だらけじゃん 俺

なんでだ? ここに来る前に 何したんだ 俺?

ネズミ 追っかけてー

ほんで どうしたっけか....

ハァ

まぁ 花じいも言ってたっけ

男は 強くなりたければ優しくなけりゃいけない って

じゃ 今回はご相伴に預かるとするか

物乞いしたわけじゃねーしな

飼われるわけでもねぇ

なにより この身体

動けるよーにしなきゃならん しな

「お母さん!コロちゃん 食べたよ!

 美結のごはん 食べたよ!」

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