第6回 遅咲きのラジオネタ職人暮らし
遅咲きのルーキー
私は、中学生時代から投稿を続け、現在は40代半ばになっているあるリスナーさんのブログを訪れた。
今までのCDには必ず彼の名前が入っている。名作と呼ばれるネタもある。彼は
「俺は、このコーナーがある限り、ずっとずっと書いていきます!」
という、決意表明とも取れるようなブログ名でせっせと更新していた。
私は嬉しくなってすぐにコメント欄を開き、自分のそのコーナーに対する思いをつづっていた。
数日後、その方が私のブログに来てくださって
「採用になれそうなネタがありますよ。ぜひ投稿しましょう!」
と、なんとお誘いを受けたのだった。
前回投稿したネタは、実は別コーナーで採用された。様は、伝説のあのコーナーに投稿したわけではない。
考えてみれば、私のブログには、家族ネタがたくさんある。
人生とは、難しいことが起きた時に悩み苦しむものだが、別方向から見ると、難しいことが、他人と共感できる話の種なのだ。
私の人生において、もっとも理解ができず、悩んだ相手について、そのコーナー向けにネタを作り、送信。
それは無事採用になり、優秀賞を受賞。
そしてなんと、初投稿にして、その月の月間賞をも受賞したのである。
毎週、200~300通の応募があり、月に4回の放送。約1000通の中で月間賞の選ばれるのはたった1通。
40歳専業主婦。嫁姑にも悩んだ時期もあったが、それをネタにまさかのトップ君臨である。(その月の)
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