ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

2 / 2 ページ

前話: ピクシブに入るときの話

最後の授業。最後のコミット。 - 卒業の日



そんなこんなで、私はピクシブを通じて基本的なWebシステムの開発技術と、正しいエンジニアの在り方というモノを学ぶことが出来た。

ピクシブには凄まじく優秀なエンジニアな方々が沢山集まっており、もちろんkamipoさんからだけでなく、多くの人から本当に広く深く、あらゆる事を教わった。


そうして2年間、沢山の事を学びつつみっちり働き、私はピクシブ卒業の日を迎えた。



私は、それまでの人生、特別に継続的に何かに打ち込んだ経験という物はほぼなかった。

特に他人と協力し、共通の目標に向かって何かを達成するために、ひたすら努力するという経験は一度もなかった。



しかしこの2年間、ピクシブでの開発は常に本気で、出来る限り自分のベストを意識し、やれる限りやると言う姿勢でやってきた。多くの人に迷惑を掛けながら、このサービスをもっと良くしたい、もっともっと上達したい!という気持ちでずーーっとやってきた。


そうして迎えた卒業の日、それが今日で終わりだと思うと、感慨深いものがあった。そうして自分の最後の仕事をきちんとやり遂げようとしていた。



しかし、まだまだ勿論ヒヨッコで、一部の場所の修正に手こずっていた。

く〜・・・コピペコードが散乱してて、コードが全然見渡せない・・・
ここまでコピペされてるなら、俺もとりあえずコピペするしかない気もするが・・・それだと動かない・・・
時間があまりない・・早く完成させないと・・・

そんなとき、私が苦戦している間に、たまたまkamipoさんが近くにいて、アドバイスをくれた。

溝部君、今どこ触ってる?
ここをこう直そうとしてます・・
見せてみ?
多分ここがこうなってるから、こうちゃうん?
ああー、なるほどー!!
あと、ここはこう書いたほうがええで
確かに!!

と、相変わらず非常に適切に、助けてくれた。


でも、この日は普段と、どこか違う感じがした。

いつもならkamipoさんは、必要な事を私に指摘した後は、すぐに自分の席に戻るのだった。


(カタカタカタ・・・)
・・・・
(あれ、kamipoさんが珍しく席に戻らない・・)
(カタカタカタ・・)

と、そのままkamipoさんは、隣の席で自分のノートパソコンをいじりつつ、なぜか私の隣にずっと居た。


あとちょっとで終わりそう・・!
溝部君、そこはこうや。
あ、はい・・
(いつもよりちょっと厳しい気がする・・・・?)
そうや。そっちの方がこういう理由でいいやろ?
はい!そうですね!ありがとうございます!
あとここもこうや。
はい!


と、なぜかいつもに増して厳しく、私の作業を隣で適宜見つつ、kamipoさんは自分の作業を続けていた。

とは言っても、私は特に気にせず、自分の最後の仕事を進めており、そうして何とか時間通りにほぼ完成させる事が出来た。



最後のコミット。そして・・



作業が全て終わり、私は2年前は全く分からなかったバージョン管理システム、『Subversion』に最後のコミットを行おうとしていた。


コミットメッセージは・・こんな感じかな・・・
溝部君、そのコミットメッセージはこう書くべきや。なぜならこれが後で分かったほうが後々良いからや。
なるほど!了解です!じゃあこれでコミットしますね!


と、私は2年間一所懸命に働いたピクシブで、最後のコミットを行った。

そしてその時、kamipoさんが私に一言、言った。

溝部君、これが最後のコミットやな。
はい・・そうなっちゃいましたね。。
・・・このコミットは良い。ええで。
・・・!!
今までのコミットで一番良い。
溝部君の今までのコミットは、色々ツッコミどころ満載やったけど、このコミットには1つも文句がない。
最高のコミットや。
kamipoさん・・!!
自信持ってええで!

と、言ってくれた。

kamipoさんは、私の最後のコミットが一番良いものになるように、その日だけはずっと隣で作業しながら、私が書くコードを見ててくれたのだった。

そして必要があれば適宜指摘をし、最後の最後まで私に『良いコードの書き方』を教えてくれたのだった。

kamipoさんが最後まで付き添ってコードを見てくれたお陰で、私は最後のコミットを、今までで最高のコミットに仕上げることが出来たのだった。



あとがき



これで私の、ピクシブでのkamipoさんの話は終わりだ。

ピクシブが無ければ。そしてもしもkamipoさんがそこにいなければ、今の自分は絶対に無かっただろう。

『1ヶ月で、1年分成長出来る』

確か当時、ピクシブはアルバイトの募集でそのような見出しを掲げていたが、紛れも無い真実だったと思う。

24年間、何も考えずに生きて、何もやってこなかった分、ピクシブでの24ヶ月で24年分成長する事が出来て、何とか今の自分がここにいる気がする。

ピクシブでの経験は他にも色々あるので、それはまた別の機会に・・・・

(あ、今は新卒採用時期なので、ピクシブの説明会に参加してみると絶対面白いと思います!)



最後に、ピクシブで卒業の時にもらった色紙の、kamipoさんからのメッセージを貼ってこのストーリーを終わりにしようと思う。






書いてますよ!かみぽさん!



著者の溝部 拓郎さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。