デブ、ブスといじめられ続けた私が変身した秘密2
「私も働く!」
前回の続き。
ブス、デブといじめられ続けた私が初めて地元を離れ、勢いあまって友達がスカウトされた夜のお仕事にオマケで連れてってもらうことに。
なぜそんな事を言ったのか、とっさのことであまり考えていなかった。
ただ、女として認められたい一心だったと思う。
それまでの人生で女として扱われたこともなく、思い出してみれば親からも「デメキンのように太って…」と言われる始末。
なんとか人生を変えたいという気持ちしかなかった。
そしてまた打ちのめされることに。
振り返ってみるとこの友達とは小学校からの付き合いだった。
高校は離れ、その地域では有名な頭の良い女子校卒、美人で地元でもモテモテだった。
一緒に男子校の文化祭なんか行った日には確実に1人だけナンパされていた。
一緒にいた私は視界にも入ってなかった。
いつものことだと気にしないつもりが、やはり心の奥底で傷ついてはいたものの、抗えない現実でもあったので素直に受け入れていた。
「どうせ私は」と。
そんな生まれつき美人にくっついて行ってまた傷つくのも目に見えていた。
だが私は打たれ強い。
打たれ歴18年をなめるな、と言わんばかりに夜の歌舞伎町一の大箱キャバクラGへ。
検索してみたらまだありました、すごい老舗。
そして面接。
きらびやかなお姉さま方にビビりながら、おそるおそる話をしつつ、採用。
正直無理だと思ってた。
しかし行ってびっくり、所属人数100人超えというスケールで性別が女でそこそこの見た目ならOK!というノリ。
待機席を見て納得。
まあこれならね、私でもね、と納得。
そして仕事が始まるも、何日やっても指名なし。
やっぱり美人の友達は指名あり。
世の中見た目か。。。とまたも「どうせ私は」と思いつつ、決意した。
絶対綺麗になる!
見た目が良ければ得をするのが女。
それならやってやる!とダイエットとファッション改造、メイクの研究を重ねなんと半年後、見た目が良くなければ働けないと言われていたKにスカウトされました。
あれ、ここまで夜の仕事のことしか書いてない。。。笑
ここで私が痩せたのは、夜ごはんを食べずに働く!という1食抜きダイエット。
しかも昼短大生、夜キャバクラという生活を2年やりきりました。
そして就職し夜の仕事をやめたら
またしても元どおり。
アパレルの仕事に就きデスクワークの毎日。
デスクには常にお菓子を忍ばせていて、昼も夜もしっかり食べる生活。
そりゃ太るよな。
またしても「どうせ私は」に舞い戻ったのでありました。
3に続く。
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