「また明日!」を言わなくなった… 【其の一・二文字】

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【あの二文字】


親子三人で暮らした家。


ほぼ記憶のない幼き頃には転々と引っ越しもしたようなのですが、私の記憶にあるのは今の実家だけです。


幼稚園から大学までずっとそこから出かけていったものです。


いざ社会人になって…ということもなく暫くはフリーター。


そして数年後になし崩し的にその会社で勤めることになりました。


しかし、仕事から帰る場所は変わることなく実家でした。


一人暮らしに憧れるということは一度もなかったです。


狭い実家ではありましたが、一応自分の部屋もあったため変に干渉されることなく過ごしていたので、わざわざ家を出るという理由がありませんでした。


なにせ食事もきちんと畳まれた洗濯物も「自動的」に出てくるのですから…


そんな私にもいつの頃か「彼女」と呼べる存在ができたのですが、だからといって一人暮らしや同棲という考えにまでは発展しませんでした。


理由は簡単です。


「実家にいれば働いたお金は自由に使える」


今考えてみてもなんと安直な理由かと。


しかしそのおかげで年に数回色々なところへ好き勝手に旅行に行っていたような気がします。


週に2,3回は外飲みもしていました。


ただ、彼女とのお付き合いも長い歳月が経ってくると、それなりに考えなければいけないあの「二文字」が頭を過るようになりました。


イラスト/ ©2016 つばめとさくら

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「また明日!」を言わなくなった… 【其のニ・プロポーズ】

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