上半期提案書査定、新人NO.1。でも、下半期は最低ランクでした。
さて、今日は起業した時の話といきたいところですが、少し番外編です。
起業する少し前、私が営業マンとして商社に入社したころ(昨夜、メーカーと書きましたが、商社でした)、提案書作成という業務がありました。
周りの営業マンや先輩営業マンはこの業務を毛嫌いし、熱心にやろうとしている人はわずかでした。
それもそのはずです。
製品が売れなくては、営業マンの実績にならないからです。
しかし、私はこの提案書作成の業務が一番好きでした。製品をただ売るだけではなく、お客様がどうしたら集客力を上げることができるのか。
ひいては、どうしたらより儲かってもらえるようになるのか。とお客様に寄り添った視点で物事を考えられるからです。
私は自社の製品を売るだけの営業マンにはなりたくありませんでした。お客様にとって、最高のお店となるようなトータルコンサルティングのできる営業マンになりたかったのです。
なので、私は支店で一番提案書を作っていました。
そして、月に一度行われる新人研修で私の提案書は1位や2位を取ることができました。毎月支店で提出する提案書はほぼ毎月、私の提案書が代表に選ばれました。
さらに、上半期下半期に分かれて、査定される上半期提案書の審査では、全国の全営業マン約300名の中で、32位。なんと新人営業マンの中でも1位を獲得することができました。
新人でそこまで好成績を残せた営業マンは一人もいなく、他支店の支店長からも
「作田ってのはどんなやつだ?」
と噂されることになりました。
しかし、私はわかっていませんでした。
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