【社会人編①】夢破れ、社会人に…でもいきなり挫折からスタート

次話: 【社会人編②】実は天職だった予備校講師

働いて1週間で、クビになる


司法試験を諦めた私は、結局働くことに。


父の経営する会社に出社したものの、

何をすればいいのかわからない。


邪険にはされないけれど、

だからと言ってウエルカムな雰囲気は少しもない。


仕方なく、

なんとなく電話に出てみる、

なんとなく自分の机を確保して片付けてみる、

なんとなくパソコンの中を見てみる…


もそもそと動き続けても

誰も何も指示をくれるわけでもなく…。


ひとまず、

私が一番いじれそうなパソコンの中から

手を付けてみることにした。


パソコンのデスクトップを整理し、
マイドキュメントを整理し、
退職した社員のデータを整理し…


あまりにも膨大なデータが
整理されていないことに愕然とするものの、

大掛かりな整理整頓と断捨離を独断で敢行。


その流れでアナログの書類整理まで一気に。

毎日毎日シュレッダーをかけること数日。


山のような90L入りのゴミ袋を

大量に積み上げる頃には、


達成感を味わうよりも、

「前任者サボり過ぎ!」という怒りでいっぱい。

私の様子を見に来た社長に
この顛末を報告…したつもりが

結果的にダメ出しと受け取られる話し方を
してしまったからだろうか。


社長はブチ切れ、その場で私はクビになりました。


第二新卒の職探し…初めての就活でまた挫折


司法試験受験生だった私は、就活未経験。


父親の会社を1週間程度でクビになった私は、

生まれて初めて「就職活動」をすることに。

新卒ではないので

「第二新卒OK」という条件明記案件でないと
ダメなんだと思い込んでいました。


そんな勘違いをしていた私の目に止まったのは、
マスコミ関係。

基本新卒採用だけど、年齢制限がゆるかったのです。

新聞社を中心にいくつか受けました。


結果、勉強も対策もせずにあわてて受けたせいか、

どの会社も書類選考・小論文は乗り切れたものの
学科試験で全落ち。


仕事選びの基準は…?


新聞社の仕事を選んだ基準は、

「好きな仕事かどうか」でした。

世の中の理不尽なことをペンの力で…!ってよくある感じの(笑)


次は、新聞広告で見つけた

大学受験予備校の英語科講師の仕事。


家庭教師くらいしか経験のない私が

この仕事を選んだ基準はこれ。

「自分の欲しいスキルが得られるかどうか」


小さい会社だったので

社長の仕事ぶりを目の前で見ることが出来て、

人前で話すトレーニングができて、

かつ英語の勉強になる!という感じで。


あと、ブランド大学の出身だったので、

それも仕事の上では有利だろうという打算も…(笑)


ちなみに、予備校講師の仕事を選ぶ人は、

大学時代に塾講師のバイト経験者が多数派。


採用においては、

未経験者は結構不利だったのではないかと

今の私ならわかるのですが、


当時の私は未経験であることに

何の後ろめたさも感じていませんでした(笑)


面接を受けに行ったら、

共同経営者の一人はなんと(旧)林学科出身。


育林サークルで大学4年間過ごした私を

それはそれは珍しがってくれて、

サークルの話だけでその場で採用決定(笑)


高校生の頃からずっと続けていたバイトの関係と、
予備校のカリキュラムの関係で、

冬期講習直後の1月初旬の入社が

決定したのでした。




続きのストーリーはこちら!

【社会人編②】実は天職だった予備校講師

著者の安達 陽子さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。