【Bride of Japan 花嫁道中/福井県若狭町 熊川宿】森山理映さん

著者: Bride of the World Japan

福井県若狭町にて開催されたシンポジウム、 場所は若狭町の熊川宿にて花嫁道中に参加させていただきました。 

福井県を訪れるのは初めて。


熊川宿は、観光地の様に見えて観光地でない、実際に人が住まれている歴史ある町なんです。


前日に京都入りし、京都の街並みも楽しむことができ、その翌日には福井でもまた違った歴史ある風景を楽しむことができました♪ 


ファイナリスト4名、歴史街道“若狭路”に生きたお姫様達に扮しての花嫁道中だったので、コンテストの時とはまた違った面持ちでした。♪




私は“お初”の役を務めさせていただきました。


お初は若狭路に生きた姫達の中でも一番若く、“お初”のために用意された打掛はとても鮮やかで、若さと強さを感じさせる朱色が印象的な大変素晴らしい打掛でした。




打掛を掛けて歩くのはまだまだ慣れない部分も多いですが、今回はただ着て歩くだけでなく“お初”という役が与えられたことにより、コンテストやショーの時とは違った気分でした(^^)


地域の子どもたちと一緒に歩かせていただいたのですが、町の方々も皆さま温かく、声をかけてくださる方も多く幸せでした。




イタリアからのゲストもいらしてて、日本のこういった歴史ある町が海外ともつながりつつあると思うと、なんだか嬉しくなりました。


首都や有名な観光地だけでなく、日本のありとあらゆる素晴らしい町を、海外の方にも多く知っていただける日がくると幸せですね。


また、シンポジウムにいらしていた多くの外国人観光客の方が打掛を着た私たちに興味を持ってくださっていたことが嬉しく、私自身もっともっと大好きな着物や打掛について勉強し、発信していきたいと思いました。



打掛を掛けて外で歩くのは初めてのことだったのでとても新鮮でしたし、町の雰囲気が自然と私に“お初”のスイッチを押してくれたような気がします(^^)


花嫁道中を終えて、そのあとは発酵料理をご馳走になりました。boj2015東京ビューティーキャンプが行われた椿ハウスでお世話になった発酵料理家の山田さんがいらして、多くの発酵料理をふるまって下さいました。


また、鯖街道で有名な若狭町で美味しい鯖をいただくこともできました。日本の都道府県の名産物は、本当に素晴らしいものですよね(^^)




少し時間があったので熊川宿を散策したのですが、普段東京では目にすることのできない光景ばかり。全て手作りで作られた木のおもちゃや料理器具など、沢山の“人の温かさ”を感じられるものに出会いました。


熊川宿の道の脇には綺麗な水が流れており、そこで手を洗う子どもの姿も。


ここでは実際に人が生活されていることもあり、歴史ある観光地とはまた違った奥ゆかしさがありました。


都会に住んでいると、数多くのレストランがあり自分で食事する必要性も少ない、エアコンですぐに気温を調整できる、スマートフォンですぐに連絡もとれるし何でも調べられる。何もかもが当たり前になっていますが、熊川宿は日本の本来の衣食住がそろっていて、私もこの様な町で生活がしたいと思いました。 


時間の流れもゆったりとしていて空気もおいしく、全ての人があたたかい町でした。熊川宿という素晴らしい町に出会えたことに心から感謝しています!


若狭町地域の皆様、花嫁道中開催に当たり前全面でサポートしてくださった運営の皆様、bojスタッフの皆様、ありがとうございました。 

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