【社会人編④】何も知らない、という最強の武器

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初めての担任、初めての営業


私の勤めていた塾の売りは、

正社員講師による丁寧な教科指導と進学指導。

生徒ひとりひとりに「担任」の先生がつきます。

春期講習から旗艦校に異動になった私は、

入社3ヶ月で、

早速7名も担任を任せてもらえることに。


春期講習受講生だった彼らを、

無事全員入塾させるのが私のミッションでした。

どうやったら入塾してもらえるのか
さっぱりわからなかったので、

セールストークは、「入塾するよね?」のみ。


そして、間髪入れずに
「入塾テストいつ受けるか決めてきな」と

日程の用紙を渡す。


これで7名全員入塾して、

先輩社員達の度肝を抜いた担任デビューでした(笑)



担任爆増、手探りの担任指導


春期講習で全員入塾という

大きな成果を挙げた私は

さらに担任を多く任せていただき、

合計44人となりました。


まだ高3は持てないものの、

高1高2の基礎クラスは

クラスごと任せていただき、やる気MAX!


先輩の見よう見まねで

保護者の方と本人にご挨拶のお電話をし、


先輩にすべてを質問しながら

担任業務を進めていきました。


授業の方も

春期講習からたくさん入れていただき、

1学期は週13コマでのスタート。


いきなり3学期の3倍になり、

予習がむちゃくちゃ大変でしたが、

休みの日も毎日毎日取り組みました。


そんな中、

ひとつ上のクラスを持っていた先輩社員が
急遽退職…。

高1高2の担当生の後任者として

私に白羽の矢が立ちました。


担当生は76名にのぼり、

入社半年ながらも

全社3位という大所帯になりました。


共同経営者ふたりから

このたびの事情を聞かされて、

「これだけの人数任せてもいいか?」と

事前に聞かれました。


この人数が何を意味するのか

まったくピンと来なかった私は、

「はい、大丈夫です」と答えました。


しかし、ここまでの規模になってしまうと、

私の力量では

「先生」としてはやっていけないことが

さすがの私でもすぐにわかるのでした…。





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