【STORY2】「僕の中の『絶対』」~地球髪切屋~世界一周後、世界でたった一つの「鏡にない美容室」を作ろうとする変わった美容師の話。

1 / 2 ページ

前編: 世界一周後、世界でたった一つの「鏡のない美容室」を作ろうとする変わった美容師の話。【STORY1】「世界一周、それが僕の夢だった」
後編: 「父がくれたもの」【STORY3】~地球髪切屋~世界一周後、世界でたった一つの「鏡にない美容室」を作ろうとする変わった美容師の話。

世の中は目まぐるしく移りゆく時代。

日本はとくに出る杭はうたれる。

人と違う事を嫌う。

そういう教育をうける。

成功する為にはどうしたらいいか。

それを親でも学校でも社会でもテレビでも植えつけてくる。

でもそもそも「成功」とはなんなのか?

それを考えた時、自分の事を知る。

大切なのは自分がどう生きていきたいか。

自分の心に素直になるだけ。

そんなことを書いてます。

よろしくお願いします。

STORY2 「僕の中の『絶対』」

今では「これが僕の天職です!」と胸を張って言える美容師だけど、実はなろうと思ったのは高校3年の夏休みだった。

それまで小さい頃から塾に通い、ちゃんと勉強もして大学進学率90%以上の高校にも入った。

高校3年生の夏休みまで予備校にも通っていた。


そんな中、世間は不景気で、就職氷河期真っ只中。将来に不安を感じていた。

それなのに、何をしたいか定かではない状態でも大学に行くのが当たり前と、世の中も学校も人生の選択を急かしてくる。

周りの友達も「やりたい事は別にないけど大学入ってから考えるわ」とか、「将来安定するためにこの職業目指すわ」と考える人がほとんどだった。それも決して間違っている選択ではないと思う。

けど僕は、僕らの可能性を狭めてくるこの世の中には疑問を感じざるを得なかった。


気が付いたのが高校3年生の夏休み。

予備校の自習室で勉強している時だった。

ふと、「何の為に俺は今、これをしているんだろう?」そんな疑問にかられた。


家が自営業だったからか将来はサラリーマンという選択肢は小さい頃からなく、親のように自分の店を持ちたいと思っていたからかもしれない。

「じゃあ何がしたいんだ?」となった時に出した僕の答えが、美容師だった。

ただの憧れ程度だったけど、やってみたいことはそれしかなかった。

それでも意味もわからず大学に入って4年過ごすのと、やりたい事をやってみて専門学校の2年を過ごすのとではその差はかなり違うと思った。

たとえ、美容師という道が違っていたとしても。


今やりたいと思った事をやる!

それが自分の人生において大切だと思ったからだ。

誰かがつくった流れの中に身をまかせることはできなかった。


それは美容専門学校の2年目にも起こった。

次はいよいよ就職活動という時期に入っていた。

意識の高い人や東京で名をあげたいという人達は2年生になったとたん、いやすでに1年生の時からきっと就職活動をしていたんだと思う。

ただの憧れ程度で入った僕は当然そんな意識などなく、友達の就職がちらほら決まっていく中で9月に入ってもダラダラしていた。

みんなの読んで良かった!