【おしゃべりな胎児⑥ 〜"宇宙"になる子宮〜】子宮と胎児が教えてくれたちょっぴり不思議でおもしろい妊娠と出産のおはなし

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◆第六話◆ ~宇宙になる子宮~




私が初めての胎動を感じたのは、妊娠15週に入った頃でした。




最初に感じた感覚は

ピクピク?プリプリ?といったようなお腹の中で小さいものが小刻みに跳ねているような動き。




ねぇ!なんかお腹がピクピクしてる!
もしかしたら胎動かも〜!!!
え〜、う○こじゃね?
・・・(-""-;)




妊娠を経験したことのある方は分かると思いますが、胎動って最初は腸が動いてる感じに似ているんですよね。



でも腸の動きとは微妙に違う気がするし・・・

でも初体験だからはっきり分からないし・・・


と様子を見ていたら、その後もやっぱり動く感じがする!

翌日お通じがスッキリしてもやはり動く時がある!!う○こではない!!!


さらに16週になってもどんどんその感じが増していき、これは胎動にちがいない!と確信したのでした。




ペルたん、ペルたん、動いてるね!元気だね!
胎児(ペルたん)
えへ。ママやっと気づいてくれたね。
やっとって!初産なのに15週で気づくなんて早い方らしいんだよ?(自慢気)
胎児(ペルたん)
だってペルたんずっと動いてたのに。
ママに気付いてほしくて
そうだったの(汗)ごめーん!
でもこうやって実際に動いてるのを感じると、本当に私の子宮の中でペルたんが育ってるんだなぁって実感できて嬉しいよ。
胎児(ペルたん)
ペルたんもうれしい!
これからはちゃんとペルたんの動きも気にしてね。
動きって胎動のこと?
胎児(ペルたん)
うん。ママはすぐ突っ走るから、
そしたらドンってするからね。気づいてね。
・・・はい。心得ました。



一般的には胎動は20週前後で感じ始める人が多いと言われているようです。



早ければ良いってものでもないとは思いますが

胎児とのコミュニケーションって、ある面では自分の身体感覚の観察でもあるので

ペルたんと早くからおしゃべりしていたことで、良い意味で感覚に敏感になっていったように思います。



こうして胎児を実感として感じられる胎動を感じ始めてから、

日に日にどんどん胎動の回数も、大きさも増していき

ペルたんとのおしゃべりもさらに増えていったのです。

 



妊娠20週を過ぎた頃には

もう腸の動きかどうかなんて疑いようがないほどにグルングルン動き回るほどになっていました。




そして、多くの先輩ママさん達から聞いていたように

夜、特に眠る前になると動きが激しくなるようになっていたのです。




私のサロンにマタニティ整体を受けに来てくださっていた妊婦さんの中にも

施術中、横になった時にめちゃめちゃ胎動を感じるという方がたくさんいました。

時に外から見てても分かるぐらいグルングルン動いていて驚いたり。



(寝る前とか身体がほぐれた時とかはママもリラックスするし、
周りの筋肉も緊張してるときより緩んでる時のほうがお腹の赤ちゃんも動きやすいだろうな。)

こんな風に感じていました。


そして実際そういう部分もあるんじゃないかと思っています。



頭ではそう思っていても、夜に横になるとグニグニ。ウニウニ。グルングルン。

気になってなかなか寝付けない日もありました。



まだ5ヶ月なのにこんなに動いて眠れないなんて・・・



ねぇペルたん。ペルたんが元気すぎてママ気になって眠れないよ~(汗)
一緒に寝ようよ〜。
胎児(ペルたん)
・・・。(うにうに)
なんでわざわざ夜によく動くの?
胎児(ペルたん)
・・・よるは子宮が"うちゅう"になるからだよ。
うちゅう?宇宙って言ったの?
子宮は宇宙と繋がってるって聞いたことあるけど・・・そういうこと?
胎児(ペルたん)
うちゅうになるんだよ。
??
いつも繋がってるって訳じゃないの?
夜だけなの?
胎児(ペルたん)
・・・(グルグル)



この時、不思議なことに私の頭の中にフワッとイメージが流れ込んできました。



私の周りを柔らかい壁が包み込んでいます。

ほんのり赤くて、少しの光が見えて、不規則に波打っているようでした。




・・・! 子宮だ!!


私が胎児になって、子宮の中で漂っているかのようなイメージでした。


そこはほんわか温かく、私は安心感に包まれました。




直感的に「これはペルたんの見てるイメージなんだ」と感じました。




その瞬間、周りを囲んでいたかに思えた壁がなくなり、突然周りが広く、暗くなりました。

その中に無数の光がやさしく瞬き、光が渦を巻いているような光景も見えます。




宇宙だったのです。




無限に広がる空間の中にいるのに、不安はありません。

胎児である私の感覚がどんどん研ぎ澄まされていくような不思議な感覚でした。




一瞬にしてそんなイメージが脳内をよぎり、ふと我に返った私は

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