離婚・親権放棄した女が、子供との暮らし、自分の人生、愛、全てを手に入れた話〜2.夫婦関係、離婚理由
何年もずっと、夫から名前を呼んでもらえずにいました。
人に話すと、
「照れてるのよ〜」と言われ。
確かにそういうタイプだし、
まあ、そうなんだろうなぁと、何とか納得しようとしていました。
「愛してる」「好きだよ」「ありがとう」「美味しいよ」「髪切ったんだね」
どれも私が欲しかった言葉たち。
欲しかったからこそ、私自身は、ちゃんと、かなり伝えていたのに。
けど、『照れ屋』にそんな事が言えるわけないよね。
他の夫婦だって、きっとそんなこと言われてないよきっと。
食うに困らず生活させてくれる事だけが、彼の愛情表現でした。
うん、分かっているよ。
愛してないとか、そういうんじゃないよね。
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周りのママ友が、次々と2人目を妊娠・出産していくけれど、
我が家には当然そんな可能性もありません。
実は、1人目ですら、交わりなんて全然なかった状態から、タイミングだけ合わせて奇跡的に授かりました。
女として、終わってるんだなあ。
30歳前後にして。
もう誰にも求められないんだ、一生。
そんな中。
33歳の私。
とある男性に一目惚れをしました。
私は警戒心が強いので、一目惚れなんてするタイプではありません。
見た目がいい人はむしろ避けていた程に。
それなのに、遠目から、横を向いている姿だけで、
こんな「どストライクな人が世の中にいるのか」
とすら思いました。
その時点で私は既婚の子持ち。
当然アタックなんてするわけがありません。
ましてや、離婚なんて微塵も考えてなかったし、
何年も忘れていた恋心は、このまま墓場まで持って行くしかないな、と。
その一方で。
何かがプツッと切れる音と共に、
私はもう勢い余って、夫に伝えました。
さて。
夫はまさかの、こう答えました。

Σ(゚д゚lll)
あ…夫は私が出て行ってもいいのか。
後で分かったけれど、夫は本当に本当〜に言葉で伝えるのが苦手な人で、この言葉の行間には
「本当は出て行かれたら困る、辛い。でも君が考え抜いた末に決意が決まっているなら、しょうがない。」が入っていたけれど、そこがまったく伝わってなかったらしいです…
いやいや、わかんないよそんなの。
そんな裏の裏まで理解しようと努力できる程には、もう既に愛は足りなかった。
そんなこんなで一気に展開した、
結婚生活の破綻、家庭内別居。
結婚して子供が生まれ、その時には、こんなことになるなんて、1ミリも考えたことはなかった。
離婚なんて、テレビドラマの中のように、起きそうでも決して起きない他人事だと思っていた。
それが現実に、本当に離婚への道を歩み始めました。
さて、これからどうしようか。
自分の人生を歩みたい。
かわいい子供と離れたくない。
一度しかない、自分の人生を築くための、長い戦いが始まります。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?

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