離婚・親権放棄した女が、子供との暮らし、自分の人生、愛、全てを手に入れた話〜3.子供と私、そして現在
私は、親権を放棄した母親です。
母親が親権を取らないなんてあり得ないと批難され、
決まった当時、今の彼とはまだ友人で、一緒になるなんて夢にも思っていなかった時期ですが、
それでも今となれば当然
「子供を捨てて、男の所へ行った」とも思われます。
親権について話し合っていた頃はずっと、当然のように私が子供を連れて出て行くものだと思っていましたが、
長い長い話し合いの末に、
家系的な問題などさまざまな面から、親権は父親が取ることになりました。
それでも、母親である私は、毎日子供の元へ通っています。
毎日、ご飯を作り、身支度をし、お風呂に入れ、遊んで、寝かしつけまでします。
子供がグッスリと寝付いたら、自分のアパートに帰ります。
幼稚園の友達と遊ばせたり、たくさんの友達を呼んでクリスマス会を開催したり、幼稚園の行事は欠かさず参加し、行事の役員もします。
私はもう当然、扶養されてないので、1人で生きていくために、仕事ももちろんしています。
こんな生活になり、
子供と過ごす時間はすべて当たり前じゃなく、
ましてやすぐにそんな時期は終わってしまうものだと痛感。
思いっきり笑顔で楽しく遊んで過ごしています。
ママもパパも大好きと言ってくれる子供に、心から感謝しています。
寝る前には、絵本を読んだ後に
「今日も一緒に居てくれて、ありがとう。」
そう息子に伝えます。
いつも、
「どういたしまして!今日もラッキーな1日だったね!」
と答える子供は、親バカながら最高だと思ってます。
子供の素直な気づきや発想、好奇心ベースの行動力には尊敬すら感じ、
子供も我が師とすら思えてきます。
子供は、親を選んでやってくる。
そう思っています。
本当にありがとう。
そう、だから、
真実は当人達だけ知っていて、
批難や中傷、お節介なんか気にするヒマもなく、
今この瞬間を大事に大事に過ごすだけです。
先の事は、その時に考えよう。
きっと乗り越えられる。
母親として、夕飯係として、家に通うことを許してくれた元夫にも、心から感謝しかありません。
1人の息子の母であり、
心から愛する人の女であり、
明日死んでも悔いのない人生を選択した、一人の人間である。
たくさん戦って、一生分泣いて、
親権を持っていないことも、考えると涙が止まらなくなるけど、
全てにおいて、後悔はしていません。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?

著者のsa asaさんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます