4月から無職になった31歳独身女子のライフストーリー#10【 再生10日目】

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この記事は、2016/5/10にnoteに更新された内容です。

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昨日から予定のないどフリーな時間を過ごしているAfiaです。

過去の時間の使い方の話しを聞いたことで、過去に意味づけをしたい欲望が湧き、昨日からブログ書きたい意欲が湧いています。

と思っていましたが、突如メールのフォルダー整理を思い立ち、先ほどひと段落。過去メールの断捨離です。毎日送られてくるメルマガ、過去の友人や家族とのやりとり。ほとんど削除しました。あーすっきり。


■現在の時間の使い方

昨日のエントリーでは、時間の3つの使い方のうちの「過去の時間の使い方」について触れました。過去の時間は、「過去の時間の追体験により言語化することで反省し、過去に意味づけをする」という使い方でした。

今日は、二つ目の「現在の時間の使い方」について。みなさん、何を想像しますか?「今を生きる」とか「今この瞬間を生きる」とか、ここ数年よく耳にするようになった言葉ですよね。私が学んだ今の時間の使い方とは、「感得力を使うこと」。感得力?みなさん、この言葉を知っていましたか?私は、漢字を想像することはできたけど、実際の意味を正しくは認識していませんでした。


■感得力とは?

一言で表せば、「感じ取る力」のこと。

「現在の時間を使い方」の上での自分なりの解釈は、「場の空気の変化を感じ等とる力」「相手の心の動きを感じ取る力」、「自分の心の動きを感じ取る力」。このように捉えています。


■「場の空気の変化」を読み取る

今回も、元職場の上司とその連れの方とお会いしたシーンを例にだします。お会いした冒頭、どことなくぎこちない空気が流れていました。会話はいまいち盛り上がりにかけ、何をテーマに話すべきか、特に自分とお連れの方は探り探りな様子。元上司が会話を主導し、場の空気を率先して作ろうとしている感じがありました。そんな中私がとある質問をしたところ、そのテーマがお連れの方の琴線に触れました。仕事に関わるある質問を投げかけたのですが、誰でも自分が精を出してていた仕事について聞かれるのは嬉しいもの。「いい質問をするね〜」と、この辺りから何を話そうか考えなくても自然と空気が温まってきました。お連れの方が話している時に嬉しそうにしているのを感じました。私も、「おぉ乗ってきたぞ」というような感情を持ちました。表情を少し生き生きされながらお話をしていましたが、その次に私があまり大した質問を投げかけられなく、少し残念そうでした。(というのは、後から知りましたが。)


■「人の心の動きの変化」を読み取る

今私は過去を思い出しながら振り返っていますが、現在の時間を使う上では、「人と自分の心の動きの変化」と「場の空気の変化」をその場で読み取ることです。特に、「人の心の動きの変化」を感じた瞬間に、読み取れる何かがあるはずです。たとえば、「あ、この発言は少し気を悪くさせたかな。」「自分のこの発言には喜んでくれたようだ。」など。より感得力を高めるために注力したいことは、変化を読み取った瞬間に、その変化の背景にも同時に意識を向けることです。上の例だと、「あ、この発言は少し気を悪くさせたかな。何か嫌な思い出でもあるのかな。」「自分のこの発言には喜んでくれたようだ。興味が高いテーマなのかな」など。これら変化の背景に意識を向けることで気づく何かがあります。そうなると、さらに相手に何か言ってみたくなるものです。または、あえて触れないようにすることもできます。この、変化を読み取ることで気づいた何か、これらを会話に盛り込むことで、少し奥域のあるコミュニケーションが生まれるのではないのでしょうか。


■「自分の心の動きの変化」を読み取る

ただし、相手の変化を読み取るだけでは、何か自分自身が充足されない感覚も残ると思います。「相手の心の変化」だけでなく、「自分の心の変化」にも同時に気づくことです。たとえば、「◯◯について聞かれたから、ついつい嬉しくなった」「◯◯と聞かれて、はっとさせられた」など。ここからは過去の反省で思いを巡らせることでもあると思いますが、上記同様、なぜ自分の心が動いたのか、その背景を読み取ってみるのです。「◯◯とについて聞かれたから、ついつい嬉しくなった。やっぱり自分は◯◯について人と共有したいと思っていたんだ」「◯◯と聞かれて、はっとさせたれた。考えてもいなかったテーマだったからだけど、それだけでなく、◯◯について自分が重要視しているんだな」など。


■コミュニケーションの真髄

これら3つを行うことで、今の時間の密度がぐっと上がるのではないでしょうか。たとえば、「相手が喜んだ変化に気付いたので、さらに踏み込むことでより深い話が引き出せた」「自分が興味ある質問を投げかけてくれたおかげで気づきを得て、自身の理解がより深まった」「お互いに深い話をすることができ、時間を忘れるぐらい濃密な時間を過ごせた」などというように。

ここに、コミュニケーションの真髄があるのではと思います。人と自分の心の変化と場の空気の変化を読み取ることで、時間の密度が増すと思うのです。また、充足感のようなものが互いに湧き上がるのではないでしょうか。

逆のケースだとたとえば、「相手は楽しそうに自分の話をしていたが、自分がつまらなそうにしているのに相手は全く気付いていない。しかし態度に出すのも悪いから、とりあえず相槌だけ打って話を聞いた。なんだか上っ面な会話しかできなかったな」「◯◯について聞いたとき、少し怪訝そうな顔してたな。でも自分が興味あるテーマだったからぐいぐい質問してみた。積極的に聞いてみたのに、思っていたほど相手から引き出せなかった」とか。前者は相手が自分の心の動きの変化を読み取っていなく、後者は自分が相手の心の変化を読み取っていないケース。

互いが互いの心の変化を読み取る同士であれば、最高のコミュニケーションが生まれると思います。しかし、まずは自分自身がこれらを読み取る力をつけることから。

感得力を上げることで、現在の時間の密度を上げる。その先にあるのは、コミュニケーションの真髄。そうなれば、現在の時間の使い方など意識しなくても、充足した瞬間の連続になるのではないでしょうか。


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Afia Naomi

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