4月から無職になった31歳独身女子のライフストーリー#9【 再生9日目】
この記事は、2016/5/9にnoteに更新された内容です。
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翻訳作業がひと段落し、わりと(=かなり)暇になったAfiaです。
ライター経験を積みたいと思って、ライターやクリエイター向けのクラウドソーシングサービスLancersに登録だけは済ませましたが、まだ仕事は探していません。何か探してみようかしら。
■時間の使い方
さて、先日元職場の上司にあたるような人と会う機会がありました。人材開発のプロで、Afiaが最も尊敬する人ベスト3に入る師匠のような人です。その際の会話で習得した「時間の使い方」について記しておきます。
皆さん、「時間の使い方」について日頃考えることはあるでしょうか?
日々多忙なビジネスパーソンは、効率的・生産的な時間の使い方について考えているでしょう。また、時間をコントロールするスケジュール管理は日々自然に行っていると思います。今回は、こうした切り取り方とは少し異なるアプローチです。
■時間の使い方3種類
ではどういうアプローチかというと、下記の3つです。
・過去の時間の使い方
・現在の時間の使い方
・未来の時間の使い方
常に同じように流れているだろうと思われる時間。しかし、上の3つの時間の使い方をそれぞれ変えるだけで、私たちの人生はいかようにも変えられるのです。
■過去の時間の使い方
過去の時間の使い方?みなさんは何を想像しますか?過ぎ去った時間は戻りません。ただし、あることをすれば過去は変えられるのです。また、過去だけでもなく、現在も未来も変わります。それは、「反省により過去を言語化し、意味付けをすること。」大事な要素は、「反省」「言語化」「意味付け」です。それでは、「反省」とは何をすることでしょうか?私が学んだ反省とは、「過ぎた時間を振り返り、追体験をすること。」できる限り細かいシーンまで思い出して振り返ることです。
たとえば今回のケースであれば、「私がお店に到着した時、すでに上司と連れの方がお店に到着していて挨拶をしているとこだった。両者が席に着こうとしていた瞬間、自分が到着。上司が私に気づいた瞬間、私の席を作る。私が連れの方に挨拶をする前に、上司が私のことをつれの方に紹介。私は挨拶の言葉を事前に考えていなかったので、とっさに出た言葉で簡単に済ます。「名刺がありませんが」と言おうとしたが、プライベートだから大丈夫か、と思う。席につこうとしながら、上司はみんなの荷物をどこに置こうか考えていた。」など、なるべく一挙手一投足を細かく思い出します。それだけでなく、自分が何を考えてどう動いたか、相手の心情にどのような変化が起きたか、など自分と人の心の動きを振り返るのです。そうすると、ある気づきがあります。反省することがあります。それはたとえば、気持ちのよい挨拶をしていなかったとか、適切な言葉選びができていなかったとか、自分の発言によって相手が少し難解な表情を見せたとか、相手の質問に適切に答えていなかったとか。
どれもとても些細な事柄です。一見大きな問題につながるようなことではありません。でもそんな些細な事柄に、大事な何かが見え隠れしているのです。「神は細部に宿る」のです。案外、人は他人の些細な言葉に傷つくものです。自分の無意識な行動で他人を不快に思わせていることがあります。相手の心情をくみ取れていないことは数え切れないほどあります。それらを見逃さないことです。そうすると、何が起こるか。心と心が通う真のコミュニケーションがとれるのではないでしょうか。特に、相手の心情の変化を見逃さないこと。これは、反省において非常に大事な要素だと思います。
こうした自分や相手の心情の変化に気づき、それを言語化するのです。上記のケースであれば、「連れの方との挨拶を簡素に済ませたために、相手の意識をうまく掴めなかった。そのせいか、最初の20分ぐらいはすこしぎこちない空気が流れていた。もし自己紹介で気持ちのよい、相手のハートを掴む挨拶ができていたら、会話は冒頭から盛り上がり、お互い濃密な時間を過ごせただろう。次回初対面の人と会う時は、事前に相手の意識を掴む自己紹介のセリフぐらいは考えておこう。」というように、気づきを言語化するのです。追体験と言語化で反省するのです。
するとどうでしょう。反省をすることで、ある気づきを得られます。今回のケースの場合は、「挨拶の言葉の事前準備は、今回だけでなく普段からいきあたりばったりで済ませていた。しかし今後も同じことを続けていたら、相変わらず相手の心を掴む挨拶ができないままでいるだろう。たまたま上司が連れの方を呼んだが、これは偶然に起こったようで、実は自分の挨拶やコミュニケーション力を高める気づきを得るために起こったことだったのではないだろうか。」
こんな風に、過ぎ去った時間から得るものがあります。気づいた瞬間はハートが少し動きます。小さなアハ体験の時もあります。この気づきは未来に活かされるものでもあります。すると一瞬にして、過去の時間の濃密度が10倍にも100倍にも増します。過ぎた時間の密度は変えられるのです。
過去に意味づけをすること。
そうるすと、過去だけでなく現在・未来の時間の密度も増すのです。
■過去の意味付け
個人的な話ですが、同年代と比較するとわりと海外体験が多く稀有な経験をしています。しかし、反省と特に言語化をしてこなかったので、この一見特異な人生に意味付けができていなく、うまく経験を活かせていません。そのせいか、未来の時間の過ごし方にも迷いがでてきているようにも感じます。というより、すでに未来(今後の人生の歩み方)に迷いがあります。
「過去の時間の使い方」を知った今思うことは、過去に意味付けをすることにより、全ての経験が自分に必要なものであったと現在の自分が過去を受け入れられるようになる。この過去を受け入れた現在の自分は、未来の自分がどんな経験をしようとも、意味づけにより受け入れることができると知っている。だからどんな道を進もうとも自ずと未来に迷いがなくなる。
言葉を置き換えると、「引き受けの覚悟」にも若干通ずるのかなと思います。過去のに意味づけができると、未来の自分を引き受けることができるのではないかと。これは、まさに今から試して感じていきたいと思います。
さて、次回は「現在の時間の使い方」について。
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