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16/5/16

オーストラリアで現金5000円のみになり生きる事に必死になった話1

Image by Olia Gozha

丁度2年半前、日本の会社を辞め海外で生活する為、僕はアメリカ、カナダ、フィリピンと海外を転々としてきた。


勿論、所持金は僕のありたっけの貯金のみ。


次の舞台はたまたま友人がオーストラリアのシドニーにいるという事でオーストラリアに決めた。


理由はそれだけ。


「観光して少ししたらシドニーだし仕事すぐ見つかるでしょ。」

安易な考えである(笑)



友人とその後再会し、シドニー観光を楽しんでいました。

オペラハウスやハーバーブリッジ観るもの全てが初めてで新鮮でした。


3日程、観光を楽しんでいたのですが手元の現金がなくなったので、ATMでお金を降ろそうと

クレジットカードを


ポチポチポチポチ


英語がよく分からなく何回かトライ。



ポチポチポチ



「あなた様のクレジットカードの利用停止致します。」


暗証番号のミスでまさかのクレジットカード停止。


その時僕は、クレジットカードを持ち歩くのが怖くて一枚しか海外に持ってきてなかったのでこれが使えなくなると…。



そうです。

引き出せないんです。何もかも。



頭真っ白です…。


なんせ手持ちのお金


       5000円


どうでしょう。三十路手前の男が所持金、5000円。


中学生のお小遣いのが幾らかいいのではないですか(笑)


「ASATO-お金降ろせたーー??」

「あ、うんー。まあね汗」

「じゃー次ここでご飯行こうー。」

「あ、俺ちょっと予定あるからまた今度ね。」



     言えなかったんです…。


お金を降ろせなかった事を…。


理由は簡単なんですけど、その友人っていうのが厄介で元彼女だったんです。

ついでにいうと、僕は当時まだその子が好きでそんな事プライドが高くて言えなかったんです。


今、考えるとタダの男の見栄なんですけどね(汗)



とりあえず、毎週150$のシェアハウスに戻り

誰とも話さず今後どうしようと絶望に浸る。


クレジット会社に連絡してもすぐに手続きはすぐに出来ないという事で

これから僕はどうやって生きていけばいいのかと1日頭真っ白になっていました。


オーストラリアは物価が高く、これは1$を大切にせねば、僕はホームレスになってしまう。

その日は、チキンヌードル1$で3パック入りのを買い、


1パックを大切に食べました。


正直 消費者金融アコ◎に乗り込みたい勢いでした。


僕にはシドニーの知り合いは元彼女しかおらず、誰に頼る事も出来ない状況で

どうやって生きていくか


ピンチの時こそ動かなきゃいけないはずなのに、

外に全然出たくなく、誰とも連絡もとりたくなく一日中寝てばかりいました。


寝てても解決はしないのは分かってるんですが、



ヤバい時こそ


現実逃避(笑)


それでもお金は減っていく訳です。


次回、お仕事探しにいざ出陣です♩





            




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