海外で年下のサーファーに恋したアラサー女子。3話

前編: 海外で年下サーファーに恋したアラサー女子 2話
後編: 海外で年下サーファーに恋したアラサー女子 4話


2年が限界。私のキャリアにも海外勤務経験が2年もあったら十分じゃないかって。

また理由を付けて伸ばした。

理由は、最後の契約延長の6ヶ月間は彼との最後がちゃんと欲しかったから。


終わりが見えてるのとは逆に、私達の関係は深く深くなっていた。

離れたくない気持ちもあるけど、また戻ってきたいなら来れる場所。

このまま、帰国した方がお互いにいいと思った。

でも本心はそう言い聞かせてただけだと思う。

その6ヶ月はあっという間にまた過ぎて行った。

そういえば、私を嫌ってた叔父さんは私達の関係気づいてる?って聞いた。

黒い子は前に、その事について話たって。彼が長期的に実家と私の家を行き来してるから、さすがに両親は彼女をいるとは認識している様。もちろん叔父さんにもそれは伝わっている。

黒い子は叔父さんには、もう僕は子供でもないし恋愛ぐらい好きにさせてって。



付き合ったばかりの頃、初めてビーチで携帯で撮った2人のセルフィー。

悪くなかった。後で画像加工のアプリでヴィンテージ風にしたりした。

コラージュで他の画像と重ね合わせた。他の画像はただの英文のグラフィック。

そこには、Hopeless Love......    望みがない 愛




って書いてあるグラフィック画像。私は黒い子との恋愛関係は初めてからわかってた。


丁度、その年はリアーナのwe found love って曲がMTVでよく流れてた。

昔、イギリスにいた事を懐かしくさせるようなアイルランドかどこかが舞台のミュージックビデオはイギリスの映画トレインスポッティングの様なテイストが好きだった。

それだけじゃなくて、楽しさから破滅していくカップルのストーリーがなんか、ヒトゴトに感じなかった。


私達のたまにする喧嘩は、どんどん酷くなっていった。

ある時は、窓から黒い子の荷物を投げ捨てたり。居留守を使ってたら窓の外から名前をずっと叫ばれたり。私は涙ボロいから直ぐに涙流しながら、彼に文句ばかり言ってた。

彼は泣いてる私が、まるで彼に罵声している様な扱いで怒鳴り返して私をどうにかしようとしてた。いつもは優しい彼だったからそんな彼を見るのが本当に辛かった。

でも、彼がsorryを先にいつも言ってくれた。ある時は、ジムに勝手に来たり。

家の前で待ちぼうけしてくれたり。

その繰り返しの生活だった。

彼とのお別れまで、あと少し。

彼の英語は本当に関心するぐらい上達した。

ビギナーにより少し上だった、彼のサーフィンスキルは私と出会った時とは比べ物にならないぐらい、上達していた。私にはローカルの誰より上手に感じた。若さだけにスピードが凄かった。

でも、彼に言うといつも素直には認めなかった。

そんな事ないって。



日に日に、帰国のシミュレーションを頭でするようになった。

日本での今後の予定。ため息がでるばかりだった。

また、あんな生活に戻るのかなって。全然嬉しくもなかった。

もちろん、家族や友達は恋しくてたまらなかったけど。

自分が幸せを感じれる場所が今ここなら、なんで離れなくちゃいけないんだろう。


昔から私は、いつか自分で小さなビジネスが何かできなかなって考えてた。

東京での仕事を終えた時、次は自分で起業したいって思ってたから日本に帰ってしばらく資金集めで貯金をする生活になると決めていた。

2年も住んだこの町にはとても愛着があった。少し郊外だったので、繁華街より遅れてビジネスチャンスが沢山あるのは街の開発などを見れば素人でも一目同然だった。

私は、いつかここで自分のやりたい事もできる可能性はあるんだって感じた。

日本で同じ事をやろうとやろうとしても、資金は倍の倍の倍はかかるだろ。

いっその事、日本に帰国して資金を集めて戻ってくればいいんじゃない?って気づいたら

また、戻って来たいと考えてる自分がいた。そして黒い子にもそんな事を言い始めてた。

それは自分にとって新しい目標だった。

でも、それって彼の近くに居たいだけなのか?ただの言い訳なのか。私がやりたい事が好条件でできるかもしれないだけの場所なのか。

日本に帰っている間に彼への気持ちが変わっても私がやりたい事は変わらないだろうし。

逆に、彼の私への気持ちが変わったら・・・・。あまり考えたくないけど、私はやりたい事に打ち込む度胸だけはあったから、考えるのは辞めた。

ある日、

私はたまたま、日本からのビジネスマンにホテルで出会った。

ビジネスマンと言っても、父親と同じぐらいの年齢だと思う。その男性はツーリズムの仕事をしていて、日本ではあまり知られてないこのエリアのマーケティングをしているそうだ。

面白い人だった。日本人が殆ど住んでないこのエリアで私に出会えて嬉しそうだった。

この街には殆ど日本人が住んでなかったから、もちろん私は友達さえいなかった。

知ってるのは日本食レストランの板前さんぐらいだ。

そのビジネスマンとの話はトントン進んで、私は彼の元で仕事をする事になった。

このタイミングで。

ホテルの仕事もして、空いてる時間に現地のリサーチや日本から関係者が来る時にコーディネーター業をする仕事だ。ホテルでの仕事も2年を迎えてたから、現地でのアレンジは私にはラッキーな事に難しくなかった。

理由もみつけたから。血の契約書を思い切って1年延ばした。

収入も増えたし、正直ホテルでの仕事には正直飽きてきた頃だったからいいバランスになった。

彼が誰よりも喜んでくれた。

私は、自分の為か彼の為かどっちかわからなかった。馬鹿なのかもしれないっては、心の中で彼と出会った頃からずっと思ってた。

1年なんてあっという間に過ぎて行くのに、また長く感じた。


私は喧嘩すると、切り札の様に 私は君の為に少なくとも6ヶ月間は理由なしに住んでる。

って、だからその気持ちを忘れないで欲しいって。

彼は私のリスクを理解してくれなかった。しょうがない。

彼には理解できないんだろう。って。

喧嘩が収まると黒い子と私は、いつも以上に素敵な時間をベットで過ごした。

それも、パターン化してきた頃だった。


彼は、突然会話の中に 僕たちの将来 って言う言葉を出すようになった。

可愛く、嬉しそうに。私は、嬉しかったけど。信じるのは危ないって何故か思った。

半端ないリスク。また可愛い事言ってるね。私は言った。


だけど、お互い将来の事をもっともっと真剣に考える様になってしまった。

でも殆どが妄想の様な事だったり。まして、国際結婚?!その前に超逆年の差。

すべては絶対ありえないと思った。

どうやって、生活していく?私達はカップルなのに、二人で何か小さなビジネスができないだろうかって話ばかり良くするようになった。二人だけの小さな夢みたいに。

私の実家は小さい自営業を営んでいたので、ダイニングテーブルを囲んで事業の話をする母と父を見て育ち私も会話によく入っていたからカップルでそんな会話をするのには何も抵抗がなかったし、凄くエキサイティングだった。

それに、現地人の彼と外国人の私は最高のビジネスパートナーになれそうな気がして、いいものが作れそうって自分たちは思ってた。


全てが、なんか安定してきた様に思えた。自分たちで築けあげれば、他人に認められるんじゃないかって。

私は、最近あの叔父さんどう?って聞いた。私達の事知ってる?

彼は、前にも話したじゃん!って

でも、こないだ君との将来を考えてるって伝えたって。

叔父さんは黙ってたって。特に何も言わなかったらしい。

私はやっと、愛してくれる人が本当にいたって思えた。

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海外で年下サーファーに恋したアラサー女子 4話

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