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16/5/27

第3話 決断の時

Image by Olia Gozha

第3話 決断の時

稼ぎたい一心で来たのは良かったものの、結局お金が底をつき、生活もできない状況に。



そんな中、

久しぶりに休みをもらい、2日間だけ横浜に帰ってきました。


いつも面倒を見てくれていた先輩が、不動産会社を起業。

新しい事務所に移転したので遊びに行っている時でした。

「この仕事続けること、悩んでいるんですよ」



と、先輩に話したところ、こんな切り返しをされました。


先輩「すぐ戻ってきな。そこにいてどうするの?一刻も早く!」

「でも、友人と来てるし・・・。僕だけ帰るわけには。」

先輩「じゃあ、これを見て!」


見せられたのは、あるサイト。





成功哲学者のナポレオンヒルでした。


正直、その時はこの人がどんな人かも知りませんでした。




先輩「この人ね、重大な決断を迫られたんだよ。(うんぬんかんぬん・・・)で、それを決めるのに29秒しかかからなかった。」

「へ〜?すごいですね。でもなんでこんなの見せるんですか?」

先輩「決断はいますぐ!やめて地元に戻ってきな。」

「う〜ん・・・。わかりました(心の中では悩み中)友人にもそう伝えます。」

先輩「待ってるよ。」


横浜から戻ってきて、またいつもの生活に戻りました。


毎日16〜18時間働いて

夜中の2〜3時に帰ってくる。


そんな生活をまた続けなければならないのでした。


しかし、環境というのは怖いもので

慣れてしまうと、それが当たり前になってしまうんですね。


その当時はいつも

何かに怯えてた気がします。

がむしゃらに働けば、いつかきっと報われるんだって。


だから、現状の環境を打破するとか

新しいことを始める勇気はなく

ただ、働き続けることをしてました。


しかし、横浜の先輩に言われた会話を時々思い出します。

先輩「決断はいますぐ!やめて地元に戻ってきな。」

「う〜ん・・・。わかりました(心の中では悩み中)友人にもそう伝えます。」

先輩「待ってるよ。」


結局、僕はそう言われて29秒で決断できず、1ヶ月くらいかかりましたけどね笑




でも、決断するのにはものすごく苦悩がありました。


いろんなしがらみもありました。


けど、自分の人生。



やりたいことやりたいと思ったんです。


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