今日の晩飯もスライムか: 魔法使い養成塾の立ち上げ方 その5

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前編: 今日の晩飯もスライムか: 魔法使い養成塾の立ち上げ方 その4~バックエンド
後編: 今日の晩飯もスライムか: 魔法使い養成塾の立ち上げ方 その6

『お前はモンスターも倒さないでそんなくだらないことをやっているのか!?』

実家に帰った時からずっと父が怒鳴りまくっていた。


『お前は冒険者になりたいというから
 王宮戦士の試験を受けなくてもいいと言ったんだ!』

『もちろん冒険もするよ。魔王はそのうち倒さなければならない。
 でもそれには資金が必要だし、なにより魔法使いの素質がある人に
 出会えるかもしれないじゃないか。』

『そんな悠長なことでどうする!』

『結果的にはその方が早いと思うんだ。』

『なるほどね・・・わかったよ。頑張って!』


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『マッチ程度の魔法?』

父の次は、ダーマを説得しなければならなかった。

『そう。それを無料セミナーとして開催するんだ。』

『告知は?前にも言ったけどチラシを印刷するお金なんてないんだ。』

『しっかりした綺麗なチラシは作らない。
 小さな紙に手書きで書く。もちろん白黒印刷だ。これだと安いだろ?』

『そんな・・・家族経営のパン屋じゃないんだから・・・カッコ付かないだろ。』

『いまはそんなこと言っている場合じゃないだろう!?

 金がないんだよ!誰かさんが飲み歩いているせいでな。』

『なんだと!それはオレのことか!?』

『そうだ!他に誰がいるんだ!?』

『そうだよね。オレだよね (*ノω・*)テヘ♪』

『さっそくチラシ作るから。』

『オレの知り合いに、安く印刷をしてくれる奴がいるけど。』

『いやいいよ。白黒の大量印刷だとそもそも安いから。』


さっそく形ばかりの事務机に座り、小さな紙に手書きで案内文を書いた。


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さてどっちがいいだろうか。

ダーマに聞いたところであてにならないだろうし・・・。
オルデカに聞いてみるか。

いや両方作って、どっちのチラシからの申込が多いかカウントしてみよう。


何かの本で読んだ「スプリットテスト」というやつだ。

一度、反応がいい方がわかればそれを使い続ければいい。
仲間に聞くより、お客に聞け!ということだ。


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『結局バラバラになって汚くなるだけなんだよねーチラシって。』

チラシを置いてもらうお店を一軒一軒あたったが、すべてにおいて反応が悪かった。

そりゃあそうかもしれない。
いきなり訪ねてきて、その人が塾をやるから
チラシを置いてくれなんて言われてもすぐに首を縦にふるなんて期待するほうが悪い。

みんなの読んで良かった!