【おしゃべりな胎児12 ~どんな世界を生きるかはママが決めてるんだ~】子宮と胎児が教えてくれたちょっぴり不思議でおもしろい妊娠と出産のおはなし
◆第十二話◆ 〜どんな世界を生きるかはママが決めてるんだ~
このやり取りを何度繰り返したでしょうか。
相変わらず早く出たくてしょうがないご様子の胎児ペルたん。
妊娠30週前後の時期でした。
お腹の中からいつ出てきても問題のない状態になると言われる正産期は37週から。
まだまだ先の話です。
少しでも予定を入れすぎようものなら
テメェ自身が無理に動こうとしてんじゃねぇ!
この野郎(怒)
と、なぜかべらんめえ調で骨盤さんにはキレられ、良くなりかけた腰が再度痛んだりと
改めて身体の声を無視していたことを自覚させられ自己嫌悪でダダ凹みの日々。
凹みつつも、ペルたんはこんなママのことをどう思ってるんだろうかと話しかけてみたのです。
ふがいないママで。
ペルたんがママを守ってあげるから。
もしかしたら私の希望もあってそんな風に感じたのかもしれません。
ですがあくまでペルたんは冷静に淡々と話しているように感じました。
ペルたんは普段はウケるの大好きなお調子者キャラなんですが、
基本はママに寄り添ってくれてとっても優しい子なんです。
(生まれる前から親ばか入ってます。)
ペルたんも、ママの身体も、ママに必要なことを教えてくれるって信じるってことを。
そそそ、そうか!!!
身体の症状は何よりも自分からのメッセージ。
妊娠中に出てくる症状は胎児からのメッセージ。
そう信じてるのは私自身だ。
表面的な症状に行くまでにも小さいサインはたくさん出てたのに
(この時は予定が詰まってることへのしんどさとか違和感とか)
それを無視するから「コイツはどうやったら止まるんだ!」ということで痛みや病気という形で強制ストップをかけてくれるんだ。
私は痛みや病気と「闘う」んじゃなくて、耳を傾けてあげたいんだ。
治療してもらって治ったら、あんたまたすぐ調子乗って動きまくるでしょ。
ちゃんとあんたの望むようにサインを出してるのよ。
身体の声っていわゆる「声」だけじゃない。
おしゃべりが全てじゃない。
でもね。
「子宮の声」「胎児の声」なんて聞こえるわけないじゃないか!って思ってる人には本当に聞こえない。
病気は嫌なものだ。闘うものだって決めてる人にはその通りの現実が起こる。
「科学的根拠がないものなんて嘘っぱちだ」と思ってる人は本当にそうなる。
「民間療法なんて効くわけがない」と思ってる人には効かない。
「私の肩こりは誰にも治せない」と言っちゃってる人は一生治らない。
「現実は思い通りにはいかない」と思ってる人はその通りになる。
全て自分の思い通りの世界に生きているんだ。
この時は少し足を動かしただけでお尻に痛みが走り、
こんな身体の出産の時にいきむことなんてできないんじゃないだろうかと本気で心配しました。
素直に身体にしたがおう。
身体に委ねよう。
身体と仲良くなろう。
だって「私」も「私の身体」も目的はひとつ。
ペルたんを元気に産むことなんだから。
「決めた」ら「起こる」。
そう決めてゆっくりと丁寧に日々を過ごしていたら
あんなに痛かったのが嘘のように足を動かすことができるようになり
無事に出産へと挑むことができたのでした。
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妊娠中のペルたんとのおしゃべりはこうやってシンプルかつ深いことを気づかせてくれることがありました。
今回の件で私はますます自分の身体に逆らっても無駄だということを痛感したのです。
上に書いていることはあくまで私がそう感じたこと、私がそう信じていることですが
胎児とのおしゃべりも
「根拠がないものは信じない!」と頑なになるのではなく
「もしかしたら胎児が教えてくれているのかも♪」と楽に構えていたことでどんどん胎児の声を感じるようになりましたし、何よりも妊娠生活がほんとうに、ほんとうに楽しかった!
こんな風に全く動けなくなることがあったにも関わらず
産後の今も楽しい妊娠生活だった!と言い切ることができるのはペルたんのおかげです。
あなたは、どんな世界を生きますか?
「決めた」ら「起こる」のです。
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◆このお話は、私の妊娠中の時感じていたお腹の中の胎児「ペルたん」とのやり取りを綴っています。
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