個人的憲法論(その1)

後編: 個人的憲法論(その2)

護憲か改憲か、という二元論じゃないと思う。

憲法改正とか最近良く聞くけど、あくまで僕個人の考えを。

まず、日本語の「憲法」と英語の「Constitution」にはちょっと差があると思っている。専門学者じゃないので間違っていたら申し訳ないけど。

まず、Constitutionというものはそのまま日本語に訳せば「構成、組織、構造、体質、体格、気質、性質、憲法、政体、国体」ち出てくる。つまり「構成しているもの」ということ。これの元になっているのは1215年の「マグナ・カルタ」です。

<マグナ・カルタ>

で、マグナ・カルタというのは臣民の信頼を失った国王が、自ら国王の権利を制限する文書(=マグナ・カルタ)に承諾を与えた、というもの。

つまり、王が「ごめん、今後はこうやるからまだ王で居させてください」と言いそれに対して国民が「こういう決まり守ってくれるなら王として認めましょう」と言った「契約」ということになる。

マグナ・カルタの中には例えば「教会は国王から自由である」とか「王の決定だけでは戦争協力金などの名目で税金を集められない」と言ったことが決められている。

<Constitution>

マグナ・カルタを元にしたのがConstitution。例えばアメリカ合衆国憲法は「United States Constitution」。Constitutionはマグナ・カルタと同様「国家権力を縛るもの、国歌と国民との契約」ということ。例えば「国は国民の人権を侵害しない」というように国家を縛り、一方で「国はその約束を守るので、国民にもこういう義務がある(例えば納税とか)」ということを定義している。

国は「こういう形でやってきます。それを守っている限り皆さん(=国民)は決まりを守ってください」ということを決めている内容だ、ということになる。

<憲法>

「憲法とは何か?」、これは今の日本国憲法が何か、ということではなくて、単に「憲法」という言葉の意味は何か、ということ。

集英社国語辞典第三版にはこうある。

"国家の組織・構成など、統治体制の基礎を定めた基本法。他の法形式によって改変することの出来ない最高法規。”

これは「Constitution」という考え方にとても近い。なんだけど、おそらく、「Constitution」という英語が日本に入ってきた時にちょっと誤訳があったと思う。

これは僕の想像だけど、おそらく江戸末期、開国するしないの頃ね。

日本人
Constitutionってなんぞや?
外国人
トッテモダイジなホウリツデース。クニにトッテイチバンオオキなホウリツナンでーす!
日本人
おお、さようでござるか。ならば日本語にもあるぞ、昔、聖徳太子という偉い方が作った「十七条の憲法」じゃ。つまりConstitutionとは「憲法」のことじゃな。

というやり取りがあったんじゃないかと僕は想像している。

実はこれが「誤訳」だと思う。

だって、十七条の憲法ってConstitutionとはまったく違って「人民が守るべきもの」だから。

第一条からして「和を以って貴しとなし、忤うこと無きを宗とせよ。」ですよ。「仲良くすることが一番良いことだ、争いが無いようにしなさい」ということです。

<この章の結論>

憲法とConstitutionは語源からして言葉の意味が微妙に違う。

→続きます。

続きのストーリーはこちら!

個人的憲法論(その2)

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