続編:海外初心者の私がフィリピン留学に来て40万詐欺に合い、しまいには犯人逮捕の為の囮捜査に巻き込まれた話
キムとの会話では、
「今からモールにいくから」
「着いたらまずATM行ってお金を降ろしてね」
「わかったよ」
まあ、実際にはお金は持ってないので、外側だけ本物のお金を包んで、内側は紙で札束に
見えるよう警察が細工。
こんな新聞紙を包むあたりも海外クオリティ。
モールに着いてからは、ATMに一人、前に歩く人一人、後ろに一人、待ち合わせの場所に一人。
それぞれの場所に警察が待機していました。
まさに踊る大捜査線並みでさらに心臓爆発しそう。
間隔開けて、警察は座っているし、本当に来たらどうしようと情緒不安定に…
「着いたけど、キムはどこにいる?」
「おばあちゃんのお見舞いで今日突然行けなくなったの」
(な、なんと。最初からそのつもりだったか…)
「今から口座を送るから、ここに振り込んで」
「振り込みはやり方わからないし、できないよ」
「係りの人に聞いてやって」
元々会う気もないキムは、振り込めの一点張り。
一方こちらも振り込めないと対抗。
「わかったわ。夜にサイモンの使いが取りに行くから」
ホテルに会いに来るとのこと。とりあえず囮捜査は一旦中止。
夜まで私は疲れて寝てる設定に。
その間ホテルに本当に来た場合の作戦会議。
一旦交番戻り、無事にpolice reportをもらいました。
もう私の任務は終了したので、ぶっちゃけ夜キム来なくていいし、会いたくないと言ったが警察は
「これがラストチャンスだ」
「は、はあ」
「とにかくホテルに戻って、一旦待機して」
「わかりました」
8時に警察がホテルに来るのでそれまで部屋待機とのこと。
ただこの間に、キムから20件の鬼着信。
「近くにサイモンの使いいるから、今きて」
鬼メッセージが…
警察にすぐ相談。
「寝たふりして返事しなくていいよ」
「わかりました」
ただ着信止まらないし、メールもさらにくる。
「結局今日はもう会えない」
キムから来て、終了。
そして遅れること8時半ごろに警察到着。
もう色々と警察のルーズさに驚くし、連絡先交換した警察からは
「海に行こう !飲みに行こう!」
お誘いの嵐。日本だったらありえないこのちゃらさ。
本当に経験できないことを経験しました。
ただ色々と調べたら警察も裏で繋がってたり、薬やっている人からお金もらって内緒にしておくとか。
フィリピンの大統領変わって、厳しくなるとのことですがまだまだ治安は変わらないです。
とにかく本当に疲れた約1週間でした。
このあともセブライフ綴ります。
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