母がアルコール依存症だと気づいてから10日間地獄を見た話。9日目。

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前編: 母がアルコール依存症だと気づいてから10日間地獄を見た話。8日目。
後編: 母がアルコール依存症だと気づいてから10日間地獄を見た話。最終話。

宴会


宴会の準備が終わり、母は久しぶりに身だしなみを整え、

軽くお化粧をし、小綺麗な格好をしていた。


その姿を見てほっとした。

つい数日前からは想像がつかない、いつもの母に戻っていたから。


近所に住む母の幼馴染が、宴会に顔を出しに来ていた。

私はその人に、宴会の間母がお酒を飲まないように見ていて欲しいと頼んだ。


母はもうお酒を飲んではいけないんだ、と説明した。


今日飲むとまた元の木阿弥。

せっかく回復してきたのに今までの苦労が水の泡。


数回説明したが、母の幼馴染はあまり母の重篤度がわかっていないようだった。


宴会が終わって


宴会の間、私と父は部屋中のお酒を隠した。

宴会で飲んできたらまた飲みが始まってしまうと思ったからだ。


宴会が終わり、幼馴染と一緒に部屋に帰ってきた母。


幼馴染は、さっきの宴会では飲まなかったよ。

と私の必死のお願いを聞いていてくれていた。

とてもありがたかった。



そんな矢先

隠していたのにどこからかビールを見つけ出して

母はビールをコップに注ぎだした。


これはいかん、とビールを取り上げる。

抵抗する母。


どうしてそんな意地悪するの?
飲んだって、いいじゃない。


これが明日への活力になるじゃない。
ほらっ。お父さんも飲みなさいっ。

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