世界47カ国女子バックパッカーができるまで(13)

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留学の準備

わたしの決意に、最後は両親も応援してくれ、350万円という留学費用の建て替えと共に送り出してくれることとなった。このことは感謝してもしきれない。今でも、私がこうしてここに夢を叶えてきたというのは両親があってのことなのだと日々感じている。


留学を決意してから出発までに半年の時間があった。

その間に私がしたことは、友人や親せき縁者に会いに行くこと、費用の振り込み、大学の休学届け、寮への退寮届け、大学三年生として戻ってきた後に入会するゼミ面接、持っていくもののリスト作成、いろいろとあったが、参政権さえ持っていなかった19歳の大学生にとって必要なことはそれほど多くなく、半年はゆらりゆらりと過ぎて行った。


出発当日になって、関西国際空港から送り出してくれた母の姿はやけに小さく見え、初の長期海外滞在ということで地味なパーカーとジーンズだった私は、自分で自分の道を選択したにも関わらず出発ゲートを抜けたところで不安と恐怖で押しつぶされそうになる胸を押さえながらむせび泣いたのを覚えている。


それでも私には若いなりに、小さな覚悟があった。

『絶対に、この留学を成功させる』

10か月のイギリス留学プログラムは、日本にいる10カ月よりも果てしなく長く感じられた。

胸の中には大きな不安と、ほんの小さな希望があった。

飛行機に乗り込むと、もう後戻りができないと思いそこでまたひとりで泣いた。


行ったこともない、見たこともないイギリスで生活する。


19歳の私を支えていたのは、決して自信などではなかった。そこにあったのは日本から応援してくれている家族と、友達の期待だけだった。

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