偏差値30のフリーターが約1年勉強して早稲田に合格するまでの話 その1:フリーターの話
私は今年度(2017年3月)に日本最難関の私立大学「早稲田大学」を卒業する予定です。まだ単位をとりきっていないので、あくまで卒業は"予定"です。
そろそろ大学卒業ということで、本当は大学に入ったばかりの時に書きたかったけれど、似たような話しが流行っていたので引っ込めてしまった「偏差値30代のフリーターが偏差値を40上げて早稲田に入る話し」をさせていただきます。
私が伝えたい人生が変わるキッカケ・成長するキッカケが訪れたのは"客観的に自分を見れた時"です。
典型的なダメなヤツ
・自分には特別な才能がある
・学校で教わる勉強なんて社会に出たら無意味
・学歴なんて所詮飾りだ
なんて事を本気で考えていた典型的なダメなヤツ、それが私でした。
偏差値48の高校を卒業して声優の専門学校に進学、20歳で専門学校を卒業したものの、就職活動もせずにフリーターに...。
フリーター時代は居酒屋で1日15時間、週6~7の労働をし、同世代の友人よりも財布が潤っている事でプライドを支えながら生きていました。
知ってますか?フリーターって全力で働くと月に30~40万円くらいは稼げるんですよ。
大学受験のきっかけになった2つの出来事
15時~翌日の6時くらいまで働いて寝て仕事に行く生活を約半年続けた中で、私が自分を見つめ直すきっかけになった出来事は2つありました。
1:当時付き合っていた彼女にフラれた
2011年の8月頃、専門学校に通っている頃から付き合っていた彼女に振られました。当時の彼女はMARCHに通う大学3年生。彼女が就職活動をそろそろ考える時期になって、人生を現実的に考えた時、私みたいな無学歴無資格で怠け者フリーターと付き合っていられないと考えたのでしょう。
こんな会話が半年ほど続きましたが、当時の私は彼女がなぜこんなに就職を進めるのかがわからなかったのです。フラれて当然ですね。しかし、その時の私は「ナンデ俺ガフラレルンダ!」とか思ってました。
2:居酒屋で「正社員にならないか?」と誘われた
私の働く居酒屋は、基本時給1000円で深夜給が1250円でした。なので、時給で働く私は
1000×8(基本)+1250×3(深夜)+0×3(サービス残業)×28(日)=329,000
だいたいこんくらいのお給料を毎月いただいてました。
しかし正社員になると、月給固定で175,000が基本給となり、アルバイトの私よりも早く出社して遅く退社する事になります。正社員になって嬉しいことなんて何もありません!
過労で死にそうな社員さんから私が正社員の誘いを受けた時
社員に誘われた次の日、私はアルバイトを休みました。
アルバイトを休んだ私は、彼女にフラれた時と社員に誘われた時の「ナンデ俺ガ!」を真剣に考えてみたんです。答えはシンプルでした。
私が"無学歴無資格のなんの努力もしていないフリーター"だから。これ、文字にして書き出すとヤバイ響きですね。そして、文字にするとヤバイ響きな人間が私であることに気づくことができました。
私は某居酒屋の従業員がブラックすぎて病んでしまうニュースを、他人事としてみていられる立場ではなかったわけです。
"とりあえず"大学に行くことに
人生の目標:裕福で幸せな家庭を築く
「素敵な奥さんと幸せな家庭を築きたい!」これが私の人生における夢です。この夢を実現するためには、まず素敵な女性と交際できる自分を作らなくてはいけません。
客観的スペック「年収、学歴、資格」このようなものが無ければ、素敵な女性と付き合えるわけが無いと考えた私は、上記のヤバイ状態から逆転する為の手を幾つか考え、その中で一番簡単そうだったのが"大学に入る"でした。
年間55万人の受験生がいて、偏差値60以上の大学に行けるのは約5~7万人くらい存在するって考えれば、そこに滑り込むのは"タレントになる"とか"起業して成功する"より難しくなさそうですよね。
こんな感じで、私の目標は"大学に入る"から"偏差値65以上の大学に入る"になり、次の日に予備校を探しに行きました。
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