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16/10/31

Life goes on, Chapter 3-1

Image by Olia Gozha

  12年前の2004年4月、私は結婚した。


私はもともと、あまり子どもが好きではなかった。出来れば結婚しても、夫婦二人で、のんびり旅などしながら時間を積み重ねていきたかった。


そんな私が、「結婚=家族♥家族=子ども♥家族=家の購入♥」と夢見る、10歳も年下のアメリカ人にコロっと行ってしまったわけだ。この選択について、とやかく言うつもりはない。

どうしたって、周りの反対を押し切って、自分が選んだことだからね。


結婚するのに、4か月ほどかかった。そろえなければいけない書類、受けなければいけない講義のようなもの・・・理解はできるとはいえ、慣れない言葉で。毎日大変だった。

そして、ようやく結婚が認められ、ほっとしたのもつかの間、その翌月には妊娠していることが分かった。


妊娠29週目で、ぎりぎりの渡米。

私はアメリカで出産することになってしまった。

もうすぐ赤ちゃんに会える!なんていう喜びのようなものも、お腹に愛する人との新しい命が宿っている、という感動のようなものも、きっと異常に少なかった。周囲の妊婦さん、小さい赤ちゃんがいる人を見るたびに、私は徹底的に母性というものが全くないんだなあ、と悲しく思った。

こんなに母性のない母親の元に生まれてくる子どもは気の毒だと思った。

そんな母親の元に、世界一愛にあふれるバレンタインデーに、娘は生まれた。

3400グラムほどの元気な女の子だった。

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