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13/5/9

子どもを亡くして社畜をやめた話①

Image by Olia Gozha

子どもを亡くして社畜をやめた話①


まずはじめに

この話を読んでくれてありがとう

本当に感謝すると共に

あなたの人生がより良いものになる様

こころから願うよ




これから連ねるお話は

題名のとおり


おれが子どもの死をきっかけに社畜をやめた


という内容で

自己満足を多分に含んでいるから

読んでいて気分のいいものではないとおもう


そして


これは最近になって受け入れられる様になったのだけど


この程度の不幸な出来事は

世の中掃いて捨てるほどあって

特別珍しい事ではないんだよね

だから

エンターテイメントとしても

お役に立てるかどうかはわからないんだ




それでも読んでくれるという人には

この名前を覚えておいて欲しい




はじめ




これがおれのむすこの名前



正直な話

おれは彼のことをいずれ忘れてしまう


それが40年後であれば

脳の細胞が消えてしまうからで

10年後であれば

はじめの死から得た教訓を無視して

また日々の生活に追われているからかもしれない


後者であれば救いようがないのだけれど

そうならないという確証が

おれには持てない

実際に既におれは彼のシルエットを

すぐには思い出せなくなってきている


だからとにかく

彼がこの世界にいたっていう証拠を

何でもいいから残しておきたいとおもう


それが出来なければ


彼を殺してしまったことを

彼に対して償うことが出来ないとおもっている





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