へっぽこ看護師体験記②

前話: へっぽこ看護師体験記①

昼夜変身

昼と夜の顔って違うと言いますが、アフター5は違うのよ(о´∀`о)ってこととは違います。

(ネタが古くてすいません…)


よーくあるのですが知らない慣れない環境で夜になると、不安&情緒不安定になる方が多いんですね。

小さい頃に、おじいちゃんちに泊まる、1人でも大丈夫と言っても夜になってママ〜と言うのと似てますね。


その一例です。


翌日に手術を受けて、とっても可愛歩く姿もしゃんとして、受け答えもしっかりしたおばあちゃんが入院してきました。

大部屋だったので、お部屋の皆さんに「失礼します。ご迷惑をおかけすることもあると思いますが、よろしくお願い致します。」と丁寧に話されてました。

まるで、その後のことを予知するように…


私はその日は準夜勤と言って17時から翌日1時までの勤務に入りました。無事に消灯をすませ、カルテ確認をして巡回に回ろうとしていた時に、おばあちゃんの部屋の患者さんが息を切らせて走ってきました。

「あのおばあちゃん、変になってますよ!」

部屋に走っていくと

「キェーーー!!チェストーーー!!」

の叫び声!

部屋にはおばあちゃんの物が散乱!

取り押さえようとすると、想像もできないくらいの力で吹き飛ばされました。

コンビの先輩に当直医を呼んでもらい、先生が来るまで、先輩とおばあちゃんを個室に移動させとにかく怪我をさせないように、他の患者さんに迷惑をかけないように、二人掛かりで押さえていました。


当直の先生はあまりの変わりように躊躇

先生早く指示をーー!と私が言って、鎮静の注射の指示が出ました。即座に使って、しばらくしても効果なし。

少しでも抑えるを離すと壁に繰り返し体当り。

緊急性もないし、これでは明日の手術をしても夜間が危険ということで、家族の同意を得て午前2時に退院されました。


本当に昼と夜との顔は違います(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

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