家族のコミュニケーション-その4 家族の間の愛と敬意

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家族はお互いに愛と敬意が欠かせません。

愛とは何か-----------究極のテーマですね。ギリシャ語には

愛を表す言葉が大きく分けると4つもあるそうです。

敵をも愛せる非常に大きな愛はアガペー、

親族や家族間の自然の情愛をストルゲ

ー、友情、親友などの愛情はフィリア。

そして夫婦の親密な愛情はエロス。

 

特に夫婦にはこれらの4つの愛全部が必要だと言われています。

日本も昔は親が決めた結婚相手を結婚式の当日まで見ることもなく

結婚した例が少なからずあった時代がありました。

それが良いとか悪いとかではなく、

重要なのは結婚後の二人の努力ではないでしょうか。

 

自然に情愛、愛着のようなものは出てきます。

人柄が分かってくると尊敬できる

ように思え、敬意も払いやすくなります。

後は自分のこだわりや頑固さなどがなければ

結婚生活はきっとうまくいきます。

 

今回のテーマは家族の間の愛と敬意です。

 

■敬意とは何か。

敬う。人を敬うとは

ギリシャ語の敬うには、「崇敬する、大事にする、評価する」

という意味があります。

敬うとは、長所、功績のためにだけでなく立場を尊敬することです。

 

たとえば、アメリカ人の中には、大統領の決断に賛成しない人もいるでしょう。

しかし、国のリーダーとしての立場は尊敬するべきです。

同様に、どんな年齢になっても、自分の両親を敬うべきです。

両親が尊敬に値するか否かには関係なくです。

 

お互いの自尊心に気を遣って、きちんとした態度で対峙することだと言えます。

 

もしあなたが、友達から「上から目線で付き合い難い」

「自分の事しか考えていない」「人を雑に扱う」と言われたことはありますか。

「人に敬意を払う」とは

何かをもっと学習してください。

 

それは上司や特別な人、完璧と思える人を

大げさにありがたがるような表面的な

敬意ではなく、家族や友人などに

「ありがとう」「ごめんなさい」「すごいね」

など感謝と謝罪とほめるを毎日示せる特質。

 

特に家族は毎日顔を合わせて、

この三つの言葉を言い合ったり、聞いたりするこ

とによって互いへの敬意を示すことになります。

 

妻をサゲすみ。"飯炊き婆さん""ATM"呼ばわりした挙げ句、

思い通りに行動してくれないと不満がるような結婚生活は、

そりゃあ墓場と言いたくもなるでしょう。

熟年離婚のもっとも多い理由は夫の高慢さです。

「俺が養ってやった」「俺のお蔭で生きて来れた」などと言う高慢さです。

 

結婚を人生の墓場にしている悪者は、そのような相手の自尊心を踏みにじって平

気な顔をしている自分自身かもしれないのです。

 

 

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