家族のコミュニケーション-その14 配偶者の親と付き合う
結婚生活で大きな問題になりやすいのは、配偶者の親です。
特に嫁、姑の確執はドラマにもなります。
なぜそうなるのか、どうすればいいのか。
ある妻の声:
夫の母は何でも私のすることが気に入りません。
事ごとに意見を述べ、私を非難します。
でも私の両親も夫を厳しく非難します。
お互いにとても憂うつになります。
ある夫の声:
母は最初から妻のあら探しばかり、誉めません。
妻の両親も同じで、私の欠点を誇張してはなします。
人を馬鹿にして笑いのネタにします。
確かに夫と妻、それぞれの両親の争い事は、ドラマにもよくなっています。
それほど日常的に起こっています。
笑いのネタになりますが実際はとても深刻です。
ある妻の声:
夫の母は何かと私たちの生活に口を挟んできました
私は夫にあたっていました。
夫は私と母の板挟みになって辛い思いをしています。
◆◆なぜそうなるのでしょうか◆◆
いくつも理由は考えられます。
大きな問題は嫉妬です。
若い妻と結婚した自分の息子が取られたと思うのです。
自分たちは脇へ追いやられて、息子のためにもう何も出来なくなった。
若いので家庭をきちんとおさめていけないと思うのです。
大切に育てた息子なので、もっときちんと世話してほしいと思うのです。
当然母親は若い妻より何でも上手に出来るでしょう。
出来て当たり前です。
若い妻の方が何でも上手に出来る事など期待する方が
どうかしてます。そんなことがあるはずはありません。
夫婦仲があまり良くない場合。
夫から依頼された母親は妻の欠点や問題点を探しに
やってきて、あることない事を言いたがるかもしれません。
時には離婚を望んでいるなど、ほのめかすかも知れません。
夫婦にとってはとても危険な存在にさえなります。
夫婦の問題を配偶者ではなく、それぞれの親に相談すると、
問題は深刻になります。
良いアドバイスはもらえるものの、
その分家庭の中が覗かれる事になります。
少なくとも、何かの説明が必要になったりして
干渉されているように感じる事になります。
◆◆具体例を考えましょう◆◆
【ケース1】
配偶者が何でも自分の親に相談する。
近くに住んでいるので、両親が毎日やってくる。
孫が生まれてからは、何かと干渉がひどくなった。
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