間違いだらけの婚活Part 2 私が心のマッチングサイトを開設する理由

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前話: 間違いだらけの婚活 〜 オトコとオンナの無意味すぎる1時間半〜

あなたは結婚式がしたいだけ


ちょっと思い当たる方いませんか?


確かに、結婚式は人生の晴れ舞台

純白のドレスを身にまとい

皆の拍手喝采を浴びる、人生で一番輝く日


今日ばかりは誰がなんと言おうと主役はワタシ!

皆の視線が私の一挙一動に注がれ続けるのだ


もしかしたらこの日のために生まれてきたのではないかとさえ思う


思えば幼い頃からこの日が来るのを信じ夢見てきた。

これまで何人の友達を見送ったことだろう。

まだ挙式に参列するのに慣れない頃は

純粋に式に感動したものだ。


あの真理子(仮名)が結婚するなんて?!

信じられない、本当に!?

ああ…真理子キレイ…いいなあ…

あんなに笑って…  幸せそう



それが何年も何年も、同じようなシチュエーションを

目にして来ると、可愛げのカケラもないことを考えるものである


久美子(仮名)…なんで、あんなセンスのないドレスにしたんだろ

安っぽいし、この料理もイケてない

ていうかさ…どうしてあんなさえない人と!?

先に言いそびれましたが

これ私の心の声ではないですよ。

二次会の酔いの席でもなく

その後日に参加した女子同士のよくある声です。



結婚式への憧れを通り越して、やっかみ、ヤサグレ時代を経て


そしていつしか、こう思うようになるのです。


私は絶対みんなに超羨ましく思われちゃう式にするんだから!



その典型というのは

単純に言えば

センスが良くて、ゴージャスで

隣に立っている相手は頭一つ大きくて

エリートでハンサムで


正直な話、私の結婚カウンセラーとしての経験から申しますと

上記揃った完璧な式を女性たちは望んでおられました。


私はよく彼女たちに聞きました。


何のための結婚式だと思う?


皆が一様にこう答えます。

みんなに見せるための式


みんなとは、育ててきてくれた親に恩返しとかではなく

主に友達を指します。


だってショボい相手とショボい結婚式なんて

格好つかないじゃないですかあ〜


5万円はくだらない流行りのトレンチコートを着て

完璧に手入れされた綺麗な顔を歪めて彼女は笑います。


違う…

私は心の中で呟きます。

結婚式はアナタとお相手とが幸せを誓い合うためにあるの!

その先の長い長い2人の人生のために


それでも裏腹に私はニッコリ笑って彼女に語りかけます。


そうですね、アナタが恥ずかしくない式になるといいですよね!


こういう価値観の方というのは

結婚したいというより


自分が満足する相手と結婚式がしたいだけなのです。


そして残念なことに

そういう理想を元に探しても、

その虚栄心を満たせる相手に、なかなか出会いないままだったり

出会えて、満足のいく挙式をしたものの

数年後、会った時の彼女たちは

あまり幸せそうに見えなかったりするのです。


結婚式にあまりにもこだわるあまり

結婚式が終わった後

抜け殻のように燃え尽き症候群になる人もいます。


だって式が終われば

気の遠くなるように長くパッとしない人生に戻るのです。

あんなに注目してくれた参列者も元の無関心に戻ります。




私はこのコラムの前に

『間違いだらけの婚活 〜 オトコとオンナの無意味すぎる1時間』

というコラムで現代の結婚観のねじれと偏見について

長々とお話しさせてもらっています。

さらに言うと、その前には

現在の婚活の悲劇を実話に基づいて描いた

『友達が自殺未遂しました、たかが婚活で』を全4回連載しました。


なのでこのコラムではこれ以上の批判をするつもりはありません。


以上書いたことは、今日のテーマであります

「心とココロのマッチングサイト」

を私が開設しようと思った経緯と動機です。



結婚に携わる仕事に縁あって身を置く私は長年


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