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17/1/5

間違いだらけの婚活 〜 オトコとオンナの無意味すぎる1時間半〜

Image by Olia Gozha

日曜日、都内某一流ホテル


ラウンジの席はどこも満席だ。

見回してみると外国人観光客より目につくのが

正装して向かい合う日本人のカップルの姿。


どこの席に目を移しても

同じような雰囲気の男女の組み合わせ。



ン?…なんか、この2人…  やけに、よそよそしい?


そう思わせる2人は

今日が初対面だったりする。


ち  な  み  に

出会い系で知り合ったわけでも

仕事の打ち合わせ的なものでもない。



さあ、ではこの2人はどんな関係でしょう?




その前にこれから書く内容について少し言わせてください。


これから書こうと思うのは

この前に書いた

『友達が自殺未遂しました、たかが婚活で』

という全4回目のお話のアンサー的なコラムです。


全4回読んでいただいた方も

そうでない方も

面白く聞いてもらえるような

内容になっていますので、よかったら引き続きご覧ください。




婚活と聞いてピンときましたか?

そろそろ、答えが分かったのではないでしょうか。


そう!

正解はお見合いです。



意外かもしれませんが、

週末の都内のちょっといいホテルのラウンジは

このようなお見合い中のカップルで溢れかえっています。



多い人だと同じホテルに一日中入り浸り

朝から晩までお見合い漬けっていう人もいます。


もちろん同じホテルではなく2,3軒のホテルにまたがって

行う場合も多いです。


精神的に日に5人が限度なのかな。

それ以上の人は聞いたことありません。

男性なら3人が限界かな。


お見合い時間は1時間から2時間

間をとって1時間半

この1時間半に自分を精一杯装い、印象付けるだけでなく

相手のことを観察することに全力投球するわけです。


心身ともに疲労するのも分かりますよね。




さらに驚きなのは、昔のように

世話焼きおばさんが紹介してくれた相手と

おばさん立会いの元、お見合いしているわけでも


「さあさあ、じゃああとは若い2人で」というくだりもなく


このお見合いは2人の意思で執り行われているということ。


立会い人なんかもちろんいません。



そのほとんどは「たかが婚活で」の主人公、奈々子のように

結婚相談所の会員さんだったりするのです。



伏し目がちな女性に向かい、汗を拭きながら早口で話す男性

小首を傾げて上目遣いで頷く女性

足を組み、気取った調子で自己紹介する男性


年齢は20代後半から

上は50代とおぼしき方まで

どちらかと言えば30代40代が圧倒的に多い。


昨今の晩婚傾向と、再婚者増加が浮き彫りになる光景。



婚活に携わる仕事に就いてから

現代の日本の独身者の結婚観、婚活について

考えることが多くなりました。


私が、とある結婚相談所でカウンセラーをしていた頃

結婚相談所にはひっきりなしに会員からの電話が入ってきました。


申し込みの問い合わせや、お見合い調整以外

そのほとんどは婚活についての相談でした。


私たちは会員のプロフィール作成やメール、書類の整理管理する傍ら

この会員からの電話応対に時間をかけることになります。


相談の内容は

どうすれば希望通りの結婚ができるのか

お見合いが上手くいかない

それ以前にお見合いが成立しない


ほんどがそんな悩み


話の中で出てきた奈々子のように

今、婚活で思い悩んでいる人は日本中に沢山います。


婚活の目的はもちろん結婚

結婚など自然に出会い、惹かれ合った男女がするものでしょう

一体何を頑張る必要があるの?


私が今高校生なら

間違いなくこう思うでしょう。


生き方が多様化し選択肢が多いと人によって格差が生まれ

運の良し悪しだけで人生が決まらなくなりました。

何事も自分の目で吟味して選択する

特に自分の手で勝利を掴み取ってきた

高学歴キャリア組の女性たち

彼女たちの多くは強う信念を持っている。


  努力すれば報われる


習い事  成績   部活   受験  就職


全ては努力で乗り越え

それなりに結果を出してきたし

同時に達成感を味わってきた


そんな方々が次々と敗北感を味わうことになるわけです。


何もこれは女性に限ってのことではないけれど。



カウンセラーは1人でも多くの方を成婚させるのが仕事

この悩みを聞き解決に導くことも大切な役目




電話対応などしていると精神的にかなり参っている会員さんと

心を病んでいる人の中には

人生が上手くいかないことを全て婚活のせいにしたがる人もいて

そう言う方に親切丁寧に対応することは

言うほど簡単ではありませんでした。


会員Aさん

「条件満たす相手と全然お見合いできないじゃないですか!

  どーなってんですかっ!入会の時と話違うじゃないですか!」


この電話が1番多いのですが

コレばっかりは活動してみて分かることなので

カウンセラーとしても、今後も引き続き

頑張りましょうとしか言いようがないんですよね。



会員Sさん

「ぼ、僕は女性と付き合った経験がないですけどね!

  お見合いなんてものに時間を割く人の気が知れませんよ!

  全く…っ!プライドだけは高くて男を値踏みするような女性

  最低ですよ!もうウンザリです!」



奥手なエリート男性が多忙を極め、出会いがないので

結婚相談所に入会するも期待外れで、もうお見合いはコリゴリ

それどころか女性にも失望してしまったという例でした。



次は強烈です。

会員Hさん

「ね、ホラ!金持ち紹介してよ〜〜。爺さんだっていいんだからさ!

  年収2000万円以上、あ、言っとくけどサラリーマンはダメね!

  医者か会社経営者だよ。生活費100万円以上じゃなきゃ、

   友達に格好つかないじゃん」



格好つかないって…誰にための婚活でしょうか?

Hさんのように、人生を結婚で逆転させようとしているかのような人

実在します。

外見は綺麗なので絶対の自信があるんですよね。

でも、その条件の男性は、彼女の中身をちゃんと見抜いて

いるんじゃないでしょうか?


このように

私たちカウンセラーは本当に耳を塞ぎたくなるような

私利私欲丸出しの言葉であろうが

受話器越しに聞きながら誠実に受け答えして

彼女の成婚を心から願わねばならないのでした。


こういう方はほんの一部ですが


まるで結婚相談所を不動産屋扱い


「いい物件ないの〜!?」


そんなノリです。

もしくは就活のノリとも言えます。



「条件のいい就職しなきゃ!」


みたいな。


でも私が1番、今の独身者の婚活の意識として

深刻なのはコレだと思います↓

相手にばかり求め、自分は何も変わりたくないという意識


男女問わず長く独身やってると

こういう価値観になりがち



俺は束縛されないで互いの時間を尊重し合える相手となら結婚する。


という男性。

言ってることは間違ってはないんだけど今から

そんなこと言っててどうするんでしょう?

そんなじゃ、一緒に暮らしても

分かり合えず情も湧かないうちに、すれ違って終了だと思います。



私のことをちゃんと評価してくれて、ダメなとこも

受け入れて大切にしてくれる人がいい。


という女性。

これまた間違ってはいないんですけど

ダメな自分を甘やかして何も変わろうとせず

相手にばかり求めてませんか!?

そんな都合の良い男性いません!


独身の時のように

好きな時に起きて寝て、美味しいもの食べに言ったりして

テレビの前で横になって笑っていたいのに

条件の素晴らしい異性を側に置きたいなんて

虫が良すぎます!!


結婚とは、共同生活で互いを支えながら一緒に成長することです。


それを分かっていない

おひとり様男女が

チョコっと向き合って、言葉交わしてサヨナラして


相手に何が分かるのでしょうか!?



と、私は思うのです。


あくまで私の勝手な言い分なので悪しからず〜




そんな現代の婚活に疑問を持っている私が

「たかが婚活で…」の話しで紹介した

《心とココロのマッチングサイト》ですが

読者の方から意外と大きな反響を頂いたのをきっかけに

なんと実際に、開設することにしました!



心とココロのつながりを1番に考え

幸せな夫婦を作って、幸せな家庭が日本中溢れたらいいなあ

という、私のこうだったらいいなという理想が詰まったサイトなので

もし、今婚活に悩んでいる方、興味のある方は

開設したら、お知らせしますのでお待ちください。


新サイトについて質問、ご相談、詳細下さい

何かあればこちらにメールください。


maikoa729@gmail.com


またブログでも紹介していますので

気軽にのぞいてみてくださいね。


アメブロでは恋愛や婚活、そして人生をテーマに

ブログ書いています。

よかったらこちらもお気軽に覗いてみて下さい〜


↓ ↓ ↓ ↓ ↓↓


http://ameblo.jp/maichelle



また、心とココロのマッチングサイトについてのコラムも

書く予定なのです。またご覧頂けると幸いです。

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