俺が遊び人だって知ってたくせに

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眠らない街、東京、六本木

その片隅で出会った



いつもどおりの軽いナンパ

可愛かったしノリも良いし…

隣に座らせてグラスを空けていく


途中までは正常な判断が出来ていたけど


策士…ここにあり


可愛い顔した彼女はかなりのヤリ手

飲む分以上に飲まされる

あっという間に理性はどこかへ消えていった



お決まりのように

タクシーに彼女も乗せて自宅に帰る


彼女にしなだれかかればイイ匂いのするその手が心地よいリズムを刻んでくれる

意識を手放しそうなところで自宅到着

足元のおぼつかない俺は彼女の腰に手を回す

ピンヒールの彼女はしっかりとした足取りで隣を歩く


見慣れた部屋で少しずつ意識を覚醒させる

名前しか知らない彼女は

床に座って俺を見上げる


「こっち…」

手をひいてベッドルームにたどり着けば

ヤルことはひとつだけ

そう思ってTシャツを脱ぎ捨てた


…そこから先の記憶は無い


まぶしくて

目がさめた


「おはよ」

ビクっと体が震える

ソファーに座っていた彼女がにっこり笑って振り返る

みんなの読んで良かった!