姉の話 第二回

前話: 姉の話
覚えている限り1番最初に姉の特殊性を感じた時の話
彼女はとある養護学校にタクシーで通っていた。
僕も当時通っていた保育園を休んで一緒に姉の学校にしばしば遊びに行かせてもらっていた。
ある日姉の学校の運動会があり、家族同伴で、とのことでその少し前に保育園の運動会が楽しかった僕は喜び勇んで参加した。
そして運動会で姉では無く兄が障害物競争をしたり、僕が駆けっことして姉の乗ったバギーを押している時に、運動会の主役はそこに通う子であるということは朧げながらに分かっていた僕は「なんか変」だと感じた。
今もなんとも形容し難いものではあるが、その違和感は話せなかったり、体を動かせなかったりすることではなく、姉が世間とは違う環境にいることに対する不思議だったのかもしれない。

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