明日は今日の風が吹く。03

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少女のような手紙。


その人からの手紙には

予想以上の内容だった。


親の年齢くらいの人がだったけど

それは、ラブレターだった


結婚もした事のない俺でも、

その人の心の隙間が

ハッキリ見えた瞬間でした。

こうやって不倫って、はじまるんだなと。


便箋に5枚

びっしり言葉が並んでいた。

最初は、あなたに恋をした経緯。

毎日あなたの事を思っている。

そんな内容だったけど、

2通目からは過激な内容だった。


会いたい の文字が数倍に増え、

官能小説のような言葉が次第に増え、

手紙の枚数も増え、そして回数も増えた。


その頃には少し怖さも感じていた。


身体の関係?


一度あったかもしれない。 


捨てられた俺にとって

見知らぬ街での、知らない人ばかりの街での

あの優しさと、身体の温もりに

飢えていた頃だったからかな。


主人が出張で来週いないから

ご飯食べに来てね と言われた。

来ないと何するかわからないわよ。

そんな雰囲気があった。

行って最後にしようと、

ハッキリ言おうと思っていた。


最初にあった時より

数倍、綺麗になっていた。

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