ハワイの5日の旅

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ヤナさんの本を書いた圭子さんのことを知っている。せっかく来たんだから行った方がいいんじゃない?




でも場所も分からない。連絡も取れない。




そう。連絡が取れないのは本当だ。でも本当にそれだけが行動しない理由になるのか。





ハワイに来てもまだ私は迷っていた。





次の日ヨガのなおさんがヨガをしてくれることになっていた。





ゲストハウスに来て初めての夜になおさんの話を聞いてヨガをしてみたいと思った。





なおさんは感覚を大切にしていて、人にもあたたかいやさしさをもったひとというイメージだ。




朝、ちょうど大学生がツアーに出るタイミングでヨガが自然とはじまった。





なおさんのヨガはゆったりシンプルな心地いいヨガ。





どんなヨガがいい?





落ち着くヨガがいいですと答えた。





どうすればいい。なにをすればいい。全然わからなかったからだ。




マンツーマンなこともあり、丁寧に進めてくれる。対話しながら、ゆったりとしていた。




なおさんはやさしく、丁寧にほめてくれる。




「体柔らかいね」とか





でも自分に自信のない自分はそんなの誰にでも言ってるんでしょ?とかかんがえてしまう。





シンプルに受け取れる人もいるのにな。とか心の中で自分をジャッジもしている。






でもただ、ヨガに集中するようにした。





ヨガはどんどん進む。





なおさんは今日は久しぶりに気持ちいいよ。ありがとうといってくれる。





ヨガは進み

それから赤ん坊のポーズになった。





そのポーズをしているときいきなり自分の心の声が聞こえた。





「あいして」





それは言葉ではなくただそれを超えたハグみたいな一体感を求めている声だった。





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