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17/2/12

30年以上続く初恋の話です。vol.2

Image by Olia Gozha

中学校の修学旅行(昭和61年)


一度も一緒のクラスにならなかったこともあり、中学校での記憶はほとんどありません。

帰り道が同じ方角なので、たまたま見かけた時に喜んだこと。

野球部でボール拾いをしていた時に、陸上部のイオンさんのところに飛んだボールをボクに渡してくれて喜んだこと。

ぐらいでしょうか…もしかしたら、1回もしゃべらなかったかもしれません。


と思っていたら、思い出しました。


確か中1の時、小3の担任の先生の定年をみんなでお祝いすることになり、何をしようか?の話し合いに、学級委員だったボクがよばれました。

話し合いの場は、イオンさんの豪邸。

メチャメチャ緊張して家の玄関まで行きましたが、なぜか?どうやって入ろうか迷ってしまいました。

かなり玄関の前で躊躇していたのかもしれません。

そしたら、ちょっと不機嫌そうなイオンさんが玄関まで迎えにきてくれました。

1人で家の中には入れないヘタレと思われてしまったと、かなり凹んだことを思い出しました。

最初で最後のイオンさん宅訪問でしたが、この時の記憶はこれ以上ありません…


中学校の時は、1つだけ鮮明に覚えているエピソードがあります。


中3の修学旅行。


話すことはなくてもイオンさんが変わらず好きだったボク。

修学旅行では、班に1台、自分たちでカメラを持っていくことになっていました。

同級生と共謀し「好きな子の写真ゲット作戦」を画策しました。

まずは、ボクがカメラ係に立候補。

よりよい写真を撮るため、兄にキャノンの一眼レフを貸してくれるように懇願。

修学旅行中のフィルムは学校支給のものしかを使っていけないのですが、こっそりボクが自前で1本持参。

1日目でうまいこと1本目のフィルムを使い切り、宿に着いてから持参のフィルムをイン。

同級生に頼んで、宿の階段の踊り場ではにかんだイオンさんの写真を手に入れました。

もちろん、イオンさんには、その写真が誰から頼まれたのかはナイショです。

しばらくはボクの宝物でした。

ただ、この宝物は、高1の終わりに訳あって捨てたため、いま手元にはありませんが…


中学卒業後は地元の公立高校に進学です。

みな、自分の成績に応じた高校に進学します。

ボクは、密かにプライドが高かったおかげで勉強を頑張れたので、1番頭のいい高校に入れましたが、高校でも密かにプライドを維持したかったので、2番目の高校を受験しました。


120人くらいいた小学校からの同級生で、ボクと同じ高校を受験したのは4人だけ。

運命なのか?そのうちの1人がイオンさんでした。



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Image by Jukka Aalho

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