30年以上続く初恋の話です。vol.4
最初の再会は社会人1年目(平成5年)
野球のサークルとディズニーランドのバイトで、大学の4年間はあっという間に過ぎました。
この間は、少しだけ恋愛もしましたが、特にバイトが楽しくて、彼女がいなくても充実した日々を過ごしました。
バブルが弾けるほんの少し前に就職活動を終え、第一志望の某スポーツメーカーでの社会人生活が始まりました。
社会人1年目の夏休み、帰省したボクは、2つ上の兄と飲みに行きました。
実家からタクシーで20分くらいの、地元の繁華街の小さな焼き鳥屋さんへ。
のれんをくぐってカウンターを見ると、そこには、品のいいじいさんと2人で座るイオンさんが…
小4以来、イオンさんとはまともに話したことがないので、その場も会話はありませんが、お互い「あっ」という感じにはなりました。
ちなみに、この時イオンさんと一緒にいたじいさんは、大学時代の恩師だったと後で聞きました。
恩師から「ヘンな誤解されないようにしといてね」と言われていたことも…
次の日の朝、自宅に帰るため最寄りの駅に行きました。
そこで、また、イオンさんにバッタリ。
たしか、妹を車で送りにきたところだっったと思います。
なにかの縁と思い、自宅に帰ってから、高2以来5年ぶり2回目の手紙を書きました。
この時はラブレターではなく、近況報告の手紙だったと思います。
ほどなく返事が来ました。
この時の手紙は、まだ残っています。
この出来事を境に、不思議な縁でつながっているなあと感じるようになったのではと思います。
おそらく、イオンさんはそんなことは全く感じていなかったと思いますが…
社会人3年目。
ボクは早々と、第一希望で入社した会社を辞めて、ワーホリでオーストラリアに行きました。
その頃には、会社の同期だった今の奥さんとすでに付き合っていました。
帰国する前にオーストラリアを一周している旅の途中、たしか、旅の終わり、ゴールドコーストだったと思います。
ふと、イオンさんのことを思い出し、絵葉書を書きました。
3年ぶりに3回目です。
住所はなぜか?覚えていました。
帰国後、どういう経緯だったか忘れましたが、イオンさんと電話で話した記憶があります。
おそらく、15年ぶりくらいに、まともに会話しました。
「今度みんなで飲みに行こうよ」とも話した記憶がありますが、実現したのは、ずっと後になります…
著者のタカ 33さんに人生相談を申込む
著者のタカ 33さんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます