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17/2/12

30年以上続く初恋の話です。vol.5

Image by Olia Gozha

2回目の再会はだいぶんたってから(平成23年)


オーストラリアのワーホリから帰国し、ちゃんと就職してから結婚しました。

帰国して地元に戻ってからエンキョリだった奥さんと、ボクの地元での新婚生活が始まりました。


新婚生活が落ち着いたところで、奥さんはバイトに行くようになりました。

前職を活かして、地元の大型スポーツ販売店での事務の仕事。

働き出してすぐ、奥さんから「ニシヤマさんって知ってる?」と聞かれました。

ニシヤマさんは、小学校から高校まで一緒だった4人のうちの1人です。

イオンさんとは近所で仲良しだった子でした。

「名前を見てもしかしたらって聞かれた」と奥さんは言ってました。

が、おそらく、ボクがスポーツメーカーに行ってたことをイオンさんから聞いていて、奥さんの前歴と苗字から気がついたのだと思います。

これも不思議な縁でした。


結婚して、子供ができてからの日々は、とても早く過ぎていきました。


イオンさんのことを思い出すこともほとんどなくなってきていました。

どこに住んでいるのかも全く知りませんでした。


長男が、小3で小学校の少年野球のチームに入りました。

ボクは、運悪く、長男が入ったチームの監督をやることになりました。

ボクも少年野球をやっていましたが、自宅は実家の隣の小学校区だったため、違うチームのユニフォームを着て監督をやっていました。


子供ができてから今も、日曜日の夜は、家族全員で実家に晩ご飯を食べに行くのが習慣になっています。

また、夏には、ボクが小学校の時から続いている地元の夏祭りに、日曜日に晩ご飯を食べた後、毎年行っています。

息子が小6の夏休み、その年も、実家で晩ご飯を食べてから夏祭りに行きました。

地元の少年野球のユニフォームを着た集団を見て、懐かしいなあと思っていると、その近くに、少年たちの保護者が何人かいました。

その中に、イオンさんを見つけました。

会うのは、高校卒業以来23年ぶりでした。

しばらくは、声をかけずに観察しましたが、人違いではないと確信できて、周りに誰もいないいいタイミングがきた時に話しかけてみました。

ワザとらしく見えたリアクションの後、周りの目があったので、簡単な挨拶だけで別れました。


翌日から、さて、どうしたものかと逡巡しました。


奥さんがいるので、今さら恋に落ちるわけでは全くないのですが、初恋の人に大人になってから会えることって、芸能人のご対面ぐらいしかないチャンスだと思い、いろいろ策を考えました。


この時の策は、いんちきスレスレなので書くことはできませんが、なんとか、メールで連絡がとれるようになりました。


それから、たまに、メールで近況報告するくらいの関係を構築することができました。

久しぶりの再会は夏でしたが、次の再会はすぐにつくりました。


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Image by Jukka Aalho

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