30年以上続く初恋の話です。vol.6
23年目の同窓会(平成23年)
久しぶりの再会をしてから、次の再会はけっこう早くにできました。
メールでたまに連絡をとりあってるうちに、一緒に飲みに行こうという話が現実的になってきました。
まずは日時を、時間のとりやすそうな年末に決めました。
イオンさんは、幼馴染のニシヤマさんを誘ってくれました。
小学校から高校まで一緒だった4人のうち、ボクとイオンさんとニシヤマさんの3人が集まることになりました。
ちなみに、もう1人は男の子。
アルバムを見てやっと思い出す程度の関係性の子です。
前にも書きましたが、ニシヤマさんは奥さんが結婚後働いていた会社の上司なので、奥さんはよく知っていました。
奥さんには「ニシヤマさんを含む同級生と飲みに行く」とは話しておきました。
男の人選は慎重にしました。
ニシヤマさんともある程度面識があって、せっかくの機会なので、場がちゃんとよめる人を。
結局、高3の文化祭でピーターパン役をやった悪友を選びました。
同窓会当日は、たくさんの昔話で、時間がすぐに過ぎてしまいました。
おそらく、集まった4人は、一緒のクラスにもなったことがあり、ともに同じ高校生活を3年間過ごしましたが、直接交わることはほとんどありませんでした。
でも、違う角度からの同じ体験がたくさんあって、不思議なことに、共通の話題が絶えませんでした。
悪友は「高校で話した量と比べられないくらいいっぱい話したね」と言っていました。
ボクは「小中高と12年間で話した量と比べられないほどいっぱい話したね」と心に中で思っていました。
同窓会終了後、悪友のナイスアシストもあり、自宅が同じ方向のイオンさんの車で送ってもらうことになりました。
ボクはまあまあほろ酔い。
イオンさんは車だったのでノンアル。
一緒に駐車場まで歩いていくと、ある数字が目につきました。
・9-18
酔ってたこともあり「あ、誕生日!」と言ってしまいました。
イオンさんがなんと応えたかは覚えていません。
キモいって思われたかもしれませんが、今も連絡があるので、致命傷ではなかったと思うようにしています。
イオンさんは「この辺でいいよ」と遠慮するボクのいうことは聞かずに、家の前まで送ってくれました。
車を降りた後、誕生日のナンバープレートを見送ってから、家に入りました…
この話はひとまずこれで終了です。
平成28年の年末、3回目の同窓会をやりました。
連絡はLINEでのんびりとっています。
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